「犬と猫展」イベントで松本ひで吉がキャスト陣と初対面「アニメになっても違和感なし」

左から花澤香菜、金澤まい、杉田智和。

松本ひで吉原作によるTVアニメ「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」の展覧会「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい展」の開催を記念したイベントが、本日12月26日に東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて実施された。

「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい展」は、明日12月27日から2021年1月12日まで東京・松屋銀座8階イベントスクエアにて開催される展覧会。松本の描き下ろしイラストや原稿、アニメ原画などが展示されるほか、新規録り下ろしボイスを使用したウェルカムムービー、犬くんと猫さまを紹介するコーナー、松本が撮影した犬くんと猫さまの未公開写真なども披露される。

この日のイベントには松本、犬くん役の花澤香菜、猫さま役の杉田智和、松本ひで吉役の金澤まいが登場。キャスト陣と直接会うのはこれが初めてだという松本は、「オーディションのときからピッタリだと思っていたので、アニメになっても違和感なく。花澤さんは透明感と華やかさがすごくて、ピュアな犬くんにぴったり。杉田さんはオーディションのときから笑いを取ってくる方で、お腹が痛いぐらい笑うと思ってなかったです」とオーディションの思い出を振り返る。また自身の役を演じた金澤について「私が(犬くんと猫さんに)話しかける雰囲気とすごく似てるんですよ。今日お会いできてうれしかったです」と述べると、金澤は「ありがとうございます! うれしい……」と驚きながらも笑顔を浮かべた。

自身の演じたキャラクターの魅力について、花澤は「やっぱり優しところですね。私もおじいちゃんが犬を飼っていたとき、すごい悲しいことがあって泣いてたら、寄り添ってずっと横にいてくれた経験があって。犬くん優しいなって思いました」と語る。また杉田は「存在そのものが人の表情を緩くさせる。文字だけでも犬と猫の魅力が伝わってきますが、アニメではさらにわかりやすくなったと思うので、いろんな人に伝わってほしい。あと殺人鬼とかストーカーみたいな役が多いので、ホームコメディに出れてうれしいです」と続けた。

一足先に「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい展」を楽しんだという登壇者たち。「めちゃくちゃいいところに来ちゃったなと思いました」と興奮気味に語る花澤は、「入った瞬間わーって声が出てしまうぐらい、『犬と猫』の世界に囲まれて。大きなオブジェがあったり、描き下ろしのマンガがあったり、見どころがたくさんあってずっといられるなと思いました」と楽しげに話す。一方、会場が銀座にあると聞き警戒していたという杉田は、「銀座に来るという不安を乗り越えてでも来る価値がある」とコメント。また松本も「見どころはやっぱり大きな立像。固い素材ですが、モチモチ感もあって。マンガも楽しい感じに展示してくださって、私が描いたんですけど、改めて面白いなって自画自賛(笑)」とアピールした。

TVアニメ「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい」は2021年1月より2クール目に突入する。花澤はアニメの見どころについて「相変わらず、声が枯れそうになるぐらい犬くんはずっとはしゃいでます(笑)。2クール目も元気を与えられるようなアニメになってるんじゃないかな」と語り、杉田は「猫はオチを任されることが多いので、パーフェクトクローザーの役割を果たせるように。動揺しちゃ駄目なんですよ、迷いがあると猫の声にならないので」と意気込む。また金澤が「2クール目はひで吉先生のお母さんと友人が出てくるので楽しみにしています」と述べると、松本も「個人的に好きなのが、友人が宗教に勧誘される話。声が入ったらさらに面白くて、今から見るのが楽しみです」と続けた。

最後、松本は「アニメは85秒。でも短いなと思って観始めると、けっこう満足度が高くて。尺を感じさせないのは声優さんたちの力だと思います。今年は思うようにやりたいことができない年だったと思うんですけど、犬と猫は生産性とかとは別次元で生きているの子たちなので、見ていると心がホッとすると思うんです。ここ(展覧会)はその世界が凝縮されているので、楽しんでもらえたら」と本展をアピールし、イベントを締めくくった。

「犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい展」

会期:2020年12月27日(日)~2021年1月12日(火)※1月1日は休業
時間:10:00~20:00(12月27日、1月11日は19:30、12月31日は18時まで、入場は閉場の30分前)
会場:東京都 松屋銀座 8階 イベントスクエア
料金:一般800円、高校生700円、小・中学生500円

(c)松本ひで吉・講談社/犬と猫製作委員会