大和和紀の特集本に3万字インタビュー、青池保子・山岸凉子鼎談や萩尾望都ら寄稿も

「総特集 大和和紀 デビュー55周年記念」

大和和紀を特集したムック本「総特集 大和和紀 デビュー55周年記念」が河出書房新社より発売された。

1966年にデビューし、「はいからさんが通る」「ヨコハマ物語」「あさきゆめみし」などの作品を発表してきた大和。同書には大和がデビュー当時の思い出や作品の制作秘話を語る3万字のロングインタビュー、大和と青池保子山岸凉子の同年代3人による鼎談が収められた。また萩尾望都安野モヨコ木原敏江河原和音おかざき真里松田奈緒子きたがわ翔麻生みこと久世番子による寄稿や、宝塚歌劇花組公演「はいからさんが通る」にて少尉役を演じた柚香光、紅緒役を演じた華優希のインタビューも掲載。さらに1966年発表のデビュー作「どろぼう天使」、高校時代にノートに描いたマンガ「リュシエンヌの鏡」も収録された。

そのほかにも「仕事場探訪」「『はいからさんが通る』連載扉絵コレクション」「大和和紀作品の[このキャラが好き!]」「心に残る名セリフ事典」といったコーナーも展開。同郷の盟友である忠津陽子のインタビュー、江下雅之、平松洋子、藤本由香里、中条省平、南信長によるエッセイと評論、厳選された50作品の解説、年譜、全作品リストが登場した。