別チャン大リニューアルで阿部共実ら新連載!次号より山本崇一朗の新作も

阿部共実「潮が舞い子が舞い」扉ページ

別冊少年チャンピオン(秋田書店)が本日3月12日発売の4月号にて、“大リニューアル”。阿部共実「潮が舞い子が舞い」、松尾あき「龍神かごめちゃん」、深山はな「一端の子」、ニャロメロン「マウントセレブ金田さん」という4本の新連載がスタートした。

「ちーちゃんはちょっと足りない」「空が灰色だから」の阿部による「潮が舞い子が舞い」は、海のそばにある田舎町を舞台とした青春群像コメディ。今号には男子たちが女子の好きな部位を言い合う第1話を含む一挙3話が掲載された。松尾の「龍神かごめちゃん」は、小学生の勘九郎が、滋賀県にある名橋・瀬田の唐橋の下で「この川の龍神やで」と名乗る女の子と出会うことから始まる作品。今号には2話分が掲載されている。

編集部への持ち込みから即連載を獲得したという20歳の新鋭・深山による「一端の子」は、思春期の恋愛をテーマにしたオムニバス。第1話では月子とえなという、女子高生2人の関係が描かれる。ニャロメロンの「マウントセレブ金田さん」は何事においてもお金でマウントを取りたがる女・金田持子を主人公としたショートギャグだ。

そのほか今号には石黒正数によるショートギャグ「ヤンキー嬢ちゃんの不確かな真実」が掲載。今号では2本立てで、今後も不定期で連載される。また板垣巴留による、「BEASTARS」と世界観を同じくする読み切りシリーズ「BEAST COMPLEX」も登場。7月12日発売の8月号よりスタートする、藤沢とおる原作による伊臣麿による新連載「RED DATA PLANET」の予告マンガも掲載された。

さらに4月12日発売の5月号からは「からかい上手の高木さん」の山本崇一朗と「猫神じゃらし!」の福地カミオのタッグによる新連載「怪獣のトカゲ」がスタート。山本は2016年に週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて、同タイトルの読み切りを単独で発表している。また掲載号は未定だが、「セトウツミ」の此元和津也による新作が始動することも予告された。

別冊少年チャンピオンは2月に発売された3月号にて、「おこせ! おこせ! 火を起こせ! 漫画雑誌に火をつける。」という惹句とともに、制服を着た女の子が木を使って火を起こそうとしているビジュアルが掲載されていた。本日発売の4月号の紙版は表紙が燃えているかのようなデザインになっており、「リニューアルしたら、火がついた。」というキャッチコピーが書かれている。

リニューアルに添えた編集部のコメント

「漫画雑誌に火がついた。 」
熱い漫画がありました。
熱い漫画が集まりました。
おかげで漫画雑誌に火がつきました。

これだけの「面白い」を一人でも多くの人にめくって欲しくて。
「やっぱり漫画は面白い。 」「なんだ漫画って面白い。 」
漫画を読む人にも、 漫画を読まない人にも、 めくってほしくて。
思わずめくりたくなるような形を目指して。
今号が奇天烈な表紙になった理由です。

びっくりされた方、 もしかして嫌な思いをされた方、 誠に申し訳ございません。
ただ「面白い」をめくってほしくて。 他意はございません。

さて、 今号だけでなく、 次号からも、
ドキドキしながら、 ワクワクしながら、
火のついた漫画雑誌をめくってみてください。

「別冊少年チャンピオン」編集部

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