「ACCA13区監察課」ミュージアム開幕、ムギマキの紙袋持ってジーンと写真が撮れる

「ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム」の入り口。

オノ・ナツメ「ACCA13区監察課」の展示イベント「ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム」が本日2月2日に東京・有楽町マルイで開幕。コミックナタリーでは会場の様子をレポートする。

2013年から2016年まで月刊ビッグガンガン(スクウェア・エニックス)にて連載された「ACCA13区監察課」は、13区に分かれたドーワー王国にある巨大統一組織・ACCA(アッカ)に所属するジーン・オータスと、彼の周囲の人々を描く群像劇。連載開始10周年を記念して開催された「ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム」では、約130点以上の原画パネルなどの展示を通じて、作中の名場面の数々を振り返っていく。

会場入口ではオノによるメッセージがお出迎え。描き下ろしのイラストとサイン、木の葉をくわえた鳥のような形のドーワー王国を描いた地図も展示されている。作中において、監察課業務の一環で国内を飛び回るジーン。会場ではファーマス区を始めとするさまざまな地域で彼が遭遇した出来事がパネルに凝縮された。また、ジーンの親友・ニーノの過去をたどるコーナーではカーテンによって薄暗いスペースが設けられ、彼の歩んだ人生を文字通り“覗き見る”ことができる。

カラーイラストギャラリーでは、オノがイベントビジュアル用に描き下ろしたジーン、ニーノ、ロッタ、ACCA5長官、モーブ本部長などのキャンバスを含む26点のイラストが壁を彩る。展示終盤にはオノが「ACCA13区監察課」と同じくドーワー王国を舞台に描く「BADON」の紹介コーナーも。「BADON STORY NO TENJI」などのように、オノ作品ではおなじみとなっているローマ字読みの案内パネルも見られた。

このほか会場にはジーンとニーノに挟まれて写真撮影ができるフォトスポットも。作中のパン屋・ムギマキの紙袋と、菓子店・ハチクマのケーキボックスをイメージした小道具が置かれているので、買い物をした気分で撮影をしてみよう。また、連載開始10周年を記念して昨年10月から11月にかけて行われた読者アンケートの一部も会場で発表されている。アンケートのより詳細な結果は、本日発売された「ACCA13区監察課 10th Anniversary Book」で確認を。

「ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム」は12日まで開催。2月23日から3月10日までは大阪・なんばマルイで開催される。

ACCA13区監察課10周年記念ミュージアム

会期:2024年2月2日(金) ~2月12日(月・祝)
会場:東京都 有楽町マルイ 8F

会期:2024年2月23日(金・祝) ~3月10日(日)
会場:大阪府 なんばマルイ 3F