星野架名の作家研究本に今年発見の遺稿掲載、「緑野原シリーズ」など14作品が電子化

「星野架名永遠の緑野原」

星野架名を分析した作家研究本「星野架名 永遠の緑野原」が、白泉社より本日12月20日に発売された。

SF、ファンタジー、ミステリーの垣根を超えた物語を展開する作品を発表し、1980年代後半から1990年代に花とゆめ(白泉社)を中心に活躍した星野。同書では「緑野原シリーズ」「妙子シリーズ」といった人気作を生み出し、2021年に死去した星野の作品世界を徹底分析して紹介する。イラストギャラリーはフルカラーや2色カラーで展開。星野の長年のファンによる愛の溢れる全作品ガイドも収録される。さらに、これまで花とゆめコミックスおよび白泉社文庫に収録されていなかった「緑野原シリーズ」の「学園音楽4」「迷宮レベル99」も掲載。また、日渡早紀によるトリビュートイラストや、今年初頭に家族により発見された遺稿「2度寝の唯子」も収められている。

併せて、本日星野が手がけた14作品が電子書籍化された。「緑野原シリーズ」からは第1作の「ラピュータス流星群」に加え「Psiクロン・シンドローム」「弘樹一春咲迷路」「彼方-まほろばフェスタ」「ルナティック・シネマ」「ヒューマン・ノーアの声」「ウィンター・ロケット」「青い銀河の夜明け」が電子化。また、デビュー作の「プレーンブルーの国」、「妙子シリーズ」より「チャイルド」、「ビリーシリーズ」より「アイム アライブ」と「レイラ」、そのほか「1月の輪舞」「赤い角の童夢」といった作品がラインナップされている。