「映画プリキュア」歴代最高記録で迎えた最後のイベント、関根明良「この経験は宝物」

左からキュアスカイ、石井あみ、関根明良、加隈亜衣、吉武千颯、キュアプリズム。

「『映画プリキュアオールスターズF』感謝祭上映会」が本日11月25日に東京・丸の内TOEIで開催され、キュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良、キュアプリズム/虹ヶ丘ましろ役の加隈亜衣、アーティストの石井あみ、吉武千颯、監督の田中裕太、キュアスカイ、キュアプリズムが登壇した。

観客動員数・興行収入ともに「映画プリキュア」シリーズ歴代最高記録を更新した「映画プリキュアオールスターズF」。9月15日の公開から2カ月以上経った今も一部映画館で上映が続く中、同作のイベントはこの「感謝祭上映会」が最後ということで、丸の内TOEIだけでなく全国のライブビューイング会場にも多くのファンが集まった。上映後のイベントは石井によるオープニングテーマ「For “F”」の歌唱からスタート。満面の笑顔でエネルギッシュな歌声を響かせ、華やかにイベントの幕開けを務めた。

司会者から「せっかくなので進行をしてみませんか?」と任せられたキュアスカイとキュアプリズム。「ずーっとプリキュアを応援してくれてるみんなー!」「映画をたっくさん観てくれたお友達ー?」と呼びかけると、客席からは元気よく「はーい!」と声が上がる。続いて関根、加隈、石井、吉武がステージに揃い、今作がシリーズ歴代最高成績を収めたことが改めて伝えられると、観客から「おめでとうー!」と大きな拍手が贈られた。関根は「その数字の分だけプリキュアを応援してくださったことが感じられて、『ソラちゃんよかったねえー!』って思います!」と喜びを語り、加隈は「『みんなに観てほしい』と言ってくださる方がすごく多くて。皆さんの思いが広がり続けて今もまだ上映されている、夢のような状況で、ありがとうの気持ちでいっぱいです」とファンに感謝を述べた。

石井と吉武からは楽曲についての思いが語られる。オープニングテーマソング「For “F”」をMachicoとともに歌う石井は「どういう感じでOPにつながっていくのか、観る前から楽しみにしていたんですが、なんとスカイとプレシャスとサマーのアクションシーンで使われるなんて! すぐに涙があふれてしまいました」と感激の表情。そんな石井の歌について、関根が「いつ歌声を聴いても、晴れ渡るんですよ!」と背中を押してもらっていると話し、加隈も「いろんな色を持ってるね!」と絶賛すると、石井は「うれしすぎてもう、ドキドキしちゃいます(笑)」と照れながら喜んだ。

歴代のプリキュアシンガーとともに挿入歌「All for one Forever」を担当した吉武は、「オールスターで戦う激アツなシーンで流していただいて。歌詞とプリキュアたちの言葉がリンクしているところがあって、涙なしでは観られない」と映画の感想を述べる。「私だけじゃなく、歴代のプリキュアシンガーの方と一緒につないできたバトンを感じながら歌わせていただいた曲。皆さんに好きな歌詞や好きなメロディをたくさん見つけていただけたら」と、オールスター映画ならではの楽曲への思いを語った。イベント後半ではその「All for one Forever」を生披露。「1人で歌うのは初めてで緊張しているんですが、皆さんの分も全力でお届けできれば」と語りかけ、映画のクライマックスを彩る熱い楽曲を、力強く歌い上げた。

今作の舞台挨拶やイベントなどに多数参加してきた関根と加隈。そんな日々を振り返り、関根は「皆さんと会場でお会いできたことが本当にうれしくて。この経験は宝物です。いつもありがとうございます!」と改めて大きな声で感謝の思いを届ける。イベントはこれが最後ではあるものの、もう一度鑑賞する際に注目してほしいポイントについても言及。加隈は終盤の過去の「プリキュア」シリーズの名場面が繰り広げられる場面を挙げ、「音声は新しく録り直しているんですよ。お耳のほうでも楽しんでほしい」とアピールする。関根は多数のキャラクターが集い、ミラクルライトでプリキュアを応援するシーンをピックアップ。「ソラちゃんの憧れのヒーローを、ぜひ見つけてください!」と呼びかけた。

最後に加隈は「映画の常識を打ち破るくらい、来年も上映してたらいいなあ!」と野望を語り、関根は「『ひろがるスカイ!プリキュア』のほうも物語が佳境に迫っていきます。これからも映画とともに、ひろプリのみんな、プリキュア全体を、応援していただけたらうれしいです!」とメッセージを届ける。さらにここで、田中監督もステージに登場。この日一番の大きな拍手と歓声に出迎えられた田中監督は、「ひとえにここに来てくださっている皆さん、ライブビューイングで観てくださっている皆さんの応援のお陰。本当にありがとうございます。そのひと言しかありません」と、ファンの応援に改めて感謝の言葉を贈った。

(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会