池田理代子が紫式部と玉依姫命を描いた御朱印、京都・下鴨神社で授与 明日5月1日より

相生社で授与される御朱印。(c)池田理代子プロダクション

池田理代子がイラストを手がけた御朱印が、明日5月1日より京都・下鴨神社の相生社(あいおいのやしろ)と、下鴨神社の第一摂社である河合神社で授与される。

これは今年5月の葵祭に合わせた文化事業の一環として行われるもの。池田は下鴨神社ゆかりの人物である紫式部と、河合神社の御祭神・玉依姫命(たまよりひめのみこと)を描いた。池田は女性マンガ家では初めて、5月15日の葵祭の“社頭の儀”に文化人として参列する。

紫式部の絵について、池田は「真っ新な巻物を前に落とす目線と筆を持つ手元はこれからの良縁成就の物語を願う思う参拝者の心情にも重ねました」と込めた思いを語る。また玉依姫命を描くうえでは「日本女性の中で一番美しく、賢く、また武芸にも長けておられたという玉依姫命。そのような方を、漫画家である私が描き切れるのかと逡巡も致しましたが、また、漫画家であればこそ描ける姿があるのでは、とも思い、お引き受けさせていただきました」という思いがあったと綴った。

参拝の証のため郵送での授与は不可で、初穂料はともに1000円。授与開始日の5月1日は9時に授与がスタートする。