「World Maker 漫画ネーム大賞」宇佐崎しろ、大石浩二が作画した大賞作を公開

「第一回 World Maker 漫画ネーム大賞」のバナー。

少年ジャンプ+によるマンガ賞「第一回 World Maker 漫画ネーム大賞」の大賞受賞作2作品が、本日6月6日に少年ジャンプ+で公開された。

同マンガ賞は絵が描けなくてもマンガのネームを作れるサービス・World Makerのβ版を使って作成した最大4ページの作品を募集するもの。応募作の中から2つの大賞が選定され、大賞受賞者には30万円の賞金と、宇佐崎しろもしくは大石浩二によって受賞作を作画してもらえる権利、少年ジャンプ+への掲載権が確約されていた。

宇佐崎賞は伊藤「竜の映画館」、大石賞はてんぺけ「プール」がそれぞれ受賞した。「竜の映画館」は時々竜に変身してしまう竜人の少女と、その幼なじみである人間の少年が織りなすラブストーリー。「プール」は“プールではなぜ指だけしわしわになるのか”という疑問から始まる父と娘の会話を描いたコメディだ。受賞者の伊藤、てんぺけからはコメントも到着している。

伊藤コメント

話を書くのが好きなので使い始めました。集中線を入れたり、ビーム出したり、絵が描けなくても、頭の中をそのままネームにできます。歴史を変えるようなツールが出てきた、と思っていました。
なので受賞の連絡を頂いた時は、気を失いそうになりました。さらに宇佐崎先生の作画が本当に魅力的で、震えました…夜も昼も見返しています。たった4ページの世界から抜け出せません。このような賞を頂き、誠にありがとうございました。

てんぺけコメント

この度、第一回World Marker漫画ネーム大賞の大賞(大石賞)を頂戴し、誠に光栄に思います。大石先生の作品は小学生の頃から拝読しており、私の作った漫画をあの大石先生が、あのジャンプのアニメ情報とかが載ってるなんか2色刷りの硬いページの後ろで掲載されていた憧れの漫画の先生が作画をしてくださったこと、この上なく感動しております。プロの作画によってこのようなコマ割りや構図に生まれ変わるのか、とただただ圧倒されるばかりです。World Makerを使えば私のような絵が描けない人でも漫画を作ることができたので、これを機にぜひ多くの人に漫画作りを始めてほしいです。この度は本当にありがとうございました。