「お酒で壊れた人が集まる場所で」自助グループに通い断酒をした作者のエッセイ

「お酒で壊れた人が集まる場所で」(帯付き)

最上うみみの単行本「お酒で壊れた人が集まる場所で」が、本日4月28日に竹書房から発売された。

「お酒で壊れた人が集まる場所で」は、アルコール依存症に悩む人々が通う自助グループ「お酒をやめる会」での体験を描いたエッセイ作品。最上は幼い頃に父が浮気をして家を出ていき、そのことがきっかけで母親は酒に溺れ47歳で死んでしまい、ひどい虚無感を抱えていた。そのつらさを忘れるため酒に溺れ、自身の人生もボロボロになってしまう。人格が豹変し暴れだす者、自傷行為に走る者、お酒に脳が支配されてしまう者と、「お酒をやめる会」で想像を絶するお酒の悩みを抱える人々に出会った最上は、仲間たちと断酒を目指して奮闘する。