「テクノロイド」キャスト&音楽チーム、7月からのTVアニメや楽曲の魅力を生トーク

左から菊田大介、kayto、渋谷慧、浦和希、峯田大夢、RUCCA。

メディアミックスプロジェクト「テクノロイド」内のユニット、KNoCC(ノックス)によるインターネットラジオ「てくらじ」の公開生放送が、東京・東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2022」内で本日3月27日に行われた。

「テクノロイド」は上松範康、RUCCA、Elements Gardenが原案を担当するメディアミックスプロジェクト。急激な気温上昇の影響で水上都市となってしまった近未来の日本を舞台に、アンドロイドたちがエンターテインメントタワー“バベル”の頂点を目指し歌とダンスで競い合う世界を描く。ゲームアプリ「テクノロイド ユニゾンハート」が1月より配信中で、7月よりTVアニメ「テクノロイド オーバーマインド」がテレビ東京ほかで放送予定だ。

ステージにはKNoCCのメンバーであるコバルト役の浦和希、クロム役の渋谷慧、ケイ役の峯田大夢、ネオン役のkaytoというキャスト陣と、音楽チームのRUCCA、菊田大介(Elements Garden)が登壇。初めての公開生放送に多少の緊張をにじませながらも、和やかにスタートした。

アニメ版の設定を尋ねられたRUCCAは、「ゲームが未来(2105年)、アニメがそこから10年前の過去を描いていて、2095年という設定です」と明かす。また「アニメのほうではゲームの未来へ至ったエピソードゼロとして、アンドロイドと人間の共存ができるのかというメッセージを伝えたかった」と続けた。kaytoはアニメの脚本を読んだ感想を「奥が深くて知れば知るほど楽しい。ゲームをやっている皆さんはここからもっと心躍るし、引き込まれると思います」と伝えた。

ゲームとアニメ、双方の音楽を担当している菊田は、音楽作りについて「多くは言えないんですが、ゲームとアニメの決定的な違いは、ゲームはいろいろミッションがあるけど、アニメは映像をずっと観るという一本道。アニメのほうがより音楽とストーリーの密接さがあり、ストーリーに即した作り方が強くなりますね」と語る。浦が「僕たちもゲームと合わせて歌も歌っているしね」と述べると、RUCCAは「アニメ用の曲がとっても多いので。数十曲あります」と楽曲数をほのめかす。

峯田が自分たちの歌をどう思うかを菊田に尋ねると、菊田は「本当に成長した。ほぼ毎日会っているくらいレコーディングしていたし、素晴らしいと思います」と絶賛。また菊田は「音楽はキャラクターを演じてもらってからインスピレーションを受けて生まれることもあるし、人間味を感じられて作る楽曲もあります」と、音楽作りとキャストの演技とのつながりを大切にしていることも話した。

渋谷が「皆さん好きな楽曲はあります?」と振ると、峯田が「Pleasant Presents(プリザント プレゼンツ)」を選ぶも、楽曲名の発音の難しさに苦戦し、皆にツッコミを入れられるという一幕も。渋谷自身はお気に入りの楽曲に「月徒陰陽開心」を挙げ、「ラスボス感がすごくて大好き」と熱く語った。

キャスト4人は終始元気いっぱいにトークを披露。渋谷は「ファンの方と目を合わせて収録するのは初めてでうれしい。またお会いできたらと思います」と振り返ると、RUCCAは「浦くんと峯田くんのテンションが高すぎた(笑)」と笑いを誘う。kaytoは「直接会って話せる機会が貴重で幸せだった」、峯田が「これからもたくさん『テクノロイド』を堪能して愛してほしいと思います」とメッセージを送った。

RUCCAは「作ろうと企画が出てから5年くらいかかって、今日皆さんの前で話ができてうれしかったです。彼らの成長と歌がとてもリンクして感動してもらえると思うので楽しみに待っていてください」と感慨深げ。最後には浦が「『テクノロイド』が盛り上がる1年になると思うので、楽しみにしていただき、末長くよろしくお願いします!」と挨拶し、イベントを締めくくった。

(c)芝浦アンドロイド研究室/TECHNO-OM Project