沢城みゆき「科捜研の女」新シーズン第1話にゲスト出演「自分の背中を蹴飛ばし挑戦」

左から内藤剛志、沢城みゆき、沢口靖子。

沢城みゆきが、10月14日にテレビ朝日系でスタートするドラマ「科捜研の女」Season21の第1話にゲスト出演する。

「科捜研の女」は1999年10月に放送を開始し、今年で20周年を迎える人気シリーズ。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコを中心に、研究員たちが、法医・物理・化学・文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く。沢城は、沢口靖子演じるマリコが追う事件の被害者と深い関わりのある大学准教授で、転落死した警察庁キャリアの元妻・水城和穂を演じる。

沢城が民放の連続ドラマに顔出しで出演するのは初めてのこと。今回のオファーについて「声だけならまだしも、大学の准教授という役どころでしたので、いろんな意味で格好がつくのか未知数でした」と戸惑いを語りながらも「私にできると思うからお声がけ下さったと都合よく自分の背中を蹴飛ばし、こんな機会はなかなか訪れるものでもなく、挑戦させていただくことにしました」と出演を決めた経緯を明かした。

沢城みゆき(水城和穂役)コメント

ゲスト出演のオファーが来たときのお気持ち

『科捜研の女』はキャッチーなメインテーマと共に、長く続くドラマシリーズであり、沢口靖子さんの白衣姿が美しいという印象がありました。今回は「なぜ私???」というところからはじまり、声だけならまだしも、大学の准教授という役どころでしたので、いろんな意味で格好がつくのか未知数で…。ただ最終的には、自己評価は置いておくとして、できると思うからお声がけ下さったという事実を軽視してはいけないと都合よく自分の背中を蹴飛ばし、こんな機会はなかなか訪れるものでもなく、挑戦させていただくことにしました。

脚本の感想、水城和穂の印象

夫婦ってなんだろう、男女って何だろう、相棒ってなんだろう…と、自身の人生をふと照らし合わせながら味わえる、“大人な”ストーリーで読みごたえがありました。どこか、いつかのマリコさんのような存在で、物語の中に登場します。

どんな点を大切に和穂を演じたか

自分の教室を訪ねてきたマリコさんや土門さんに対し、なかなかに攻撃的な第一声からスタートするのですが、一言ひとことなぜその言葉のチョイスになったのか和穂の心情を丁寧に埋められたらと思いました。言葉自体がきつくても、言い方によっては腹が立たなかったりもしますよね。
アニメはアフレコ前に絵コンテなどで自分が演じるキャラクターの表情を確認することができますが、ドラマはそれができず、実際に現場に入ってみないとわからない部分もあり、漠然と緊張しました。

女優としてどんなことを大切にしているか

私は優れた女優ではありませんが、新しいことに対する純粋な興味はあって、身の程は分かりながらも、機会をいただけるなら知らない世界を覗きに行きたい、引き出しを増やしたいという気持ちを最終的には優先させてしまうところがあります。今回はとても貴重な経験をさせていただきました。
一方で、声のお芝居なら峰不二子をやらせていただくこともありますが、実写ではそうはいかない(笑)。そういう見た目によって与えてしまう印象って自分じゃどうにも操作できないもんな…、どうしたらいいのかな…、と声優業で演じることのできる役の幅の広さ、おもしろさを再認識しました。

視聴者へメッセージ

20年超えのシリーズドラマ。その歴史の中に参加させてもらえる機会をいただきました。放送日はもはや私にとって審判の日を迎えるようでお腹が痛くなるかもしれませんが、第1話は台本を読んだ時点で胸にくるものがあり、ドラマのファンの皆様には早く見ていただきたいと思うようなストーリーです。ご期待いただけたらと思います。