独語はしゃべれないけどフラリとベルリンに移住、靴下ぬぎ子「思えば遠くにオブスクラ」

「思えば遠くにオブスクラ」上巻

靴下ぬぎ子「思えば遠くにオブスクラ」の上巻が、本日6月17日に発売された。

エレガンスイブ(秋田書店)で連載された「思えば遠くにオブスクラ」の主人公は、28歳のフリーカメラマン・片爪亜生(アキ)。住んでいた部屋を火事で失い、新しい住居を探していた彼女は、ヨーロッパの風景を撮れるカメラマンを紹介してほしいと知人に頼まれた際に自分でその仕事を引き受け、使っているカメラのレンズがドイツ製というだけでドイツに住むことを決意する。ドイツ語もまったくできないままベルリンに引っ越したアキが、クーラーが一般家庭に普及していなかったり、風邪を引いても薬がもらえずに自然治癒で治すことが普通だったりというドイツ文化に戸惑いながらも、生活を楽しむさまが描かれている。下巻は7月15日に発売される。