「Vivy」福山潤が面白さに何度も泣く、種崎敦美は「全部観ていただきたい」と強調

「AnimeJapan 2021」内で行われたTVアニメ「Vivy -Fluorite Eye's Song-(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)」ステージより。左から福山潤、種崎敦美、高橋祐馬プロデューサー。

TVアニメ「Vivy -Fluorite Eye’s Song-(ヴィヴィ -フローライトアイズソング-)」のステージイベントが、「AnimeJapan 2021」内で去る3月27日に行われた。

「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」はテーマパーク“ニーアランド”で人々のために歌う人型AI・ヴィヴィが、100年後の未来から来たというAI・マツモトに出会うことから始まるSFヒューマンドラマ。歴史を修正し、未来に起こるAIと人の戦争を止めるための、100年におよぶ旅が描かれる。イベントにはヴィヴィ役の種崎敦美、マツモト役の福山潤、プロデューサーを務める高橋祐馬が登壇した。

すでに全エピソードの収録を終えているという種崎と福山。種崎は作品について「全部観てほしい」と切り出すが、さらに言葉を続けようとして詰まってしまう。福山に「そうなんだよね。『Vivy』は言えないことがいっぱいあるから」とフォローされつつも、種崎は「とにかく100年のことを描いているので、一部だけじゃなく全部を観ていただきたいです」と、全話観ることが重要だと強調した。

福山は「収録が始まる前に後半エピソードまでの脚本と、ラストまでのプロットをいただいていたので、それらに目を通してからアフレコに臨むことができました。僕は面白い作品で泣いちゃうんですけど、何度も泣きましたよ」と明かす。1話については「かなり面白い導入で、プラス、ショッキングという。脚本を読んでいて、めくるページを間違えたかなと思うくらい驚くことがありました」と話し、種崎も「内容が盛りだくさんで、1話からぎゅっと詰まっています」とコメント。福山は加えて「僕はヴィヴィというキャラクターを演じるのは難しいんじゃないかなと思っていたんですが、1話で種崎さんのヴィヴィの演技を聞いていて『かなりいいな』『これは大丈夫だ』と思うポイントがありました」と種崎を称賛しつつ、1話への期待を煽った。

登場キャラクターについてトークする場面では、福山から種崎に「ヴィヴィに共感を持てた部分はありました?」と質問が投げかけられる。種崎は「使命に忠実というか一途というか、そこはヴィヴィの好きなところです。自分も小学校に上がる前から声優になりたくて、そのことだけを考えて生きてきたので、共感しました」と回答。またマツモトについて種崎が「セリフがとっても多いですよね」と言うと、福山は「声優をしていて一番うれしいのが、セリフが多いときなんです。台本にずっと僕の役のセリフが書かれているとテンションが上がるのですが、その夢を叶えていただきましたね」と笑顔を見せた。

最後には種崎から視聴者にメッセージが送られる。「オリジナルTVアニメということで謎が多い作品ですが、この配信で少しは内容が伝わったかなと思うので、100年の物語、1話も見逃さず観てください。心を込めてみんなで作りましたので、どうぞよろしくお願いいたします」とアピールした。「Vivy -Fluorite Eye’s Song-」は4月3日よりTOKYO MXほかで放送される。

※種崎敦美の崎はたつさきが正式表記。

(c)Vivy Score / アニプレックス・WIT STUDIO