みんなで完全燃焼!割れんばかりの“ありがとう”から始まった「プロメア」応炎上映

応援上映の様子。

映画「プロメア」の応援上映が、去る6月20日に全国6カ所の映画館にて開催された。コミックナタリーでは東京・池袋HUMAXシネマズでの上映の模様をレポートする。

「プロメア」は監督・今石洋之、脚本・中島かずきによるバトルエンタテインメント作品。炎を操る人種・バーニッシュが出現した世界を舞台に、対バーニッシュとして活動する高機動救命消防隊・バーニングレスキューの新人隊員ガロと、攻撃的なバーニッシュを集めた組織・マッドバーニッシュのリーダーであるリオが激突する。

歓声をあげる、ペンライトを振るといった行為が許可されている応援上映。本上映では応援上映のルール、諸注意などを記した「応“炎”上映用 指南書カード」も配布された。劇場を埋め尽くしたファンは、映画が始まる前から応援魂に火がついており、本編の前にXFLAGやTRIGGERのロゴが映った段階から「XFLAGありがとー!」「TRIGGERありがとー!」と大きな声が飛び交う。その後も、活躍したキャラクターに声援を送ったり、音楽に合わせてペンライトを振ったり、物語の展開やセリフに合わせて「そうだそうだ!」と合いの手を入れたり、映画に負けず劣らずの熱量で応援。中にはタイミングを合わせるのが難しいセリフもあったが、クレイが「滅殺開墾ビーム」を繰り出す場面では「ビーム」の部分で声が揃ったり、「瞬砕パイルドライバー」では技を出した後のセリフ「紙! 同然!」のところが盛り上がったりと、会場は終始大きな一体感で包まれていた。

この回の応援上映には、お忍びで今石監督、キャラクターデザインを手がけたコヤマシゲト、バリス・トラス役の稲田徹、ルチア・フェックス役の新谷真弓らが参加。上映後に感想を聞くと、今石監督は「皆さん、曲に合わせてペンライトを振っていらっしゃったのがライブっぽくていいなと思いました。あとセリフ。みんなが覚えてる部分は、一体感が異常に上がるので、あれにはグッときました」と話した。

なお「プロメア」の応援上映は、明日22日以降も、全国各地の映画館で実施が決定している。上映劇場の詳細は公式サイトで確認を。

今石洋之監督コメント

応援上映ってものを観るのが初めてなんで、こういうことなんだっていうのを身をもって体験して、面白かったです。皆さん、曲に合わせてペンライトを振っていらっしゃったのがライブっぽくていいなと思いました。あとセリフ。みんなが覚えてる部分は、一体感が異常に上がるので、あれにはグッときました。統率感がとれたちょっとゾクッとする感じも好きです。新鮮な刺激がありました。こんなことなら画面に、もっと字をいっぱい出せばよかったですね。出すとそれをみんなが合唱してくれるのは嬉しいものです(笑)。

コヤマシゲトコメント

アットホームな雰囲気で、上映中いつでもトイレに出られるくらい気楽に観られました! ぼくは今日、カフェオレとジンジャーエールを飲んだので、終盤ちょっと僕のプロメテックエンジンが「ボース!」って暴発しそうでヤバくて(笑)。……でも、なんとか最後まで楽しめたので、やっぱり我慢って大事だなぁと(笑)。ただ、応援してるエネルギーで、バーニッシュの炎が出てしまうこともあるかもしれませんので、これから参加される方はいつもよりは飲み物に気をつけたほうがいいかもしれません……!

稲田徹コメント

「プロメア」の応援上映は初でしたけど、初めてとは思えないくらいみんな合いの手の入れ所とかセリフの覚え具合とかがすごかったので、何度も見てくれたんだろうなって感じました。
やっぱり最初なので探っている部分もあったんですけど、これがあと2回3回となるときっとさらに統率がとれてきて、すごい大きな祭りにムーブになりそうな予感がしてます。
これは何度もやってほしいし、僕も何度も観たいですね。
とにかく皆さんの作品に対する情熱、熱さを感じました。
本当に楽しかったです!

新谷真弓コメント

新谷です。今日は本当に皆さんめちゃくちゃ予習をしてきてくれてて、統率のとれ方が初回とは思えないぐらいハンパなかったです。私も応援上映は初めてだったんですけど、オープニングで“中島かずき”と出たときに「かずきーっ!」って叫んだり、岩田(光央)さんの老人に「クソじじいーっ!」って言えたことでだいぶ満足しました。これはお決まりにしてほしいですね(笑)。観終わったあと、お客さんに「ありがとう」と言ってもらったんですけど、「こちらこそありがとう」という気持ちでいっぱいです。これからもどうぞよろしくお願いします。

(c)TRIGGER・中島かずき/XFLAG