「宇宙を駆けるよだか」神山智洋が巨大綿あめ作り「甘い夏の夜を過ごさないか」

左から富田望生、重岡大毅、神山智洋、清原果耶、松山博昭監督。

川端志季原作によるドラマ「宇宙を駆けるよだか」の試写イベントが、本日7月24日に東京・スターライズタワーのスタジオアースにて開催された。

イベントには火賀俊平役の重岡大毅、水本公史郎役の神山智洋、小日向あゆみ役の清原果耶、海根然子役の富田望生、松山博昭監督が浴衣姿で登壇。自身が演じる火賀を「情熱的で真っ直ぐなキャラクター」と評する重岡は、「火賀はクラスの人気者なんです。そういうところは僕と似てますよね(笑)」と挨拶する。続いて神山も「僕が演じた水本公史郎は、(公式サイトのイントロダクションに)『秀才でスポーツ万能でクールなイケメン』と書かれていて。まったくその通りだなと思います」とおどけてみせる。そして2人は互いの発言について「せやな」「その通り」「自信持っていこう」と称え合った。

心と体が入れ替わってしまう小日向あゆみと海根然子の2人を、富田とともに演じ分けた清原は、「望生ちゃんとじゃなきゃ、あゆみと然子の距離感や性格だったりを表現できていなかったと思います」と富田への信頼を口にする。これに対し富田も「私も果耶じゃなかったら、違うあゆみちゃんと然子ちゃんになっていたんじゃないかなと思う」と恥ずかしそうに告白。見つめ合いなが笑う2人に対し、重岡と神山からは「イチャイチャすんなよ」とガヤが飛ぶ。そして重岡が「僕も神山がいなかったら……」と話し出そうとすると、清原から「すみません。今富田さんがしゃべってるんで」と静止させられた。

松山監督は本作を初めて読んだ際の印象について「これは川端先生に話したわけではないので、『違うよ』と言われてしまうかもしれませんが」と前置きした上で、「『宇宙を駆けるよだか』は然子という見た目に恵まれない女の子が、あゆみというかわいい女の子の外見を奪う話ですが、『見た目がきれい』『心がきれい』どちらが正しいのかという話ではなくて、人間が社会で生きていく上での承認欲求というものが(根底に)あるように思いました」と説明。さらに松山監督は承認欲求というテーマについて、「いわゆる高校生の学園ものですが、社会で生きていく上であらゆる世代に普遍的に突き刺さるテーマだと解釈したので、そこが皆様に伝わるといいなと思いながら撮影しました」とメッセージを送った。

島本和彦原作によるドラマ「炎の転校生 REBORN」以来、Netflixオリジナルドラマ2作目の主演となる重岡と神山。「炎の転校生 REBORN」では末っ子タイプで甘えん坊なカミヤマ駆を演じた神山は、「演じる役柄が180度違うので、(2作品とも観た人は)同一人物が演じていると思われんちゃうのかな」と語る。また本作が全世界で配信されることに対して重岡は、「いろんな言語でエゴサーチしたろかな」とコメントした。

イベントの後半では物語の鍵を握る赤月を、綿あめを作って再現するというゲームを実施。重岡と富田、神山と清原チームに別れ、男性陣が綿あめを作り、女性陣が機械にザラメを入れることに。結果、神山は大きな綿あめを作成したものの、重岡はいびつな形の綿あめになってしまい、神山チームが勝利。賞品として「最もカッコいいセリフを生で披露してもいい権利」を与えられた神山が、機械に残ったあめを口に含み、「甘いな。俺と甘い夏の夜を過ごさないか」と発言すると、会場は悲鳴にも似た歓声に包まれた。

「宇宙を駆けるよだか」はかわいくて素直な性格の小日向あゆみと、容姿にコンプレックスを抱えクラスでも浮いた存在の海根然子、容姿も性格もまったく異なる2人の女子高生の身体と心が入れ替わってしまったことから始まるサスペンスラブストーリー。クラスの人気者である男子・火賀俊平と、あゆみの恋人・水本公史郎も交えて物語を描いていく。ドラマは重岡、神山がW主演を務め、全6話構成でNetflixにて8月1日より全世界同時配信される。

「宇宙を駆けるよだか」

スタッフ

原作:川端志季「宇宙を駆けるよだか」(集英社マーガレットコミックス刊)
脚本:岡田道尚
音楽:Ken Arai
演出:松山博昭

キャスト

火賀俊平:重岡大毅
水本公史郎:神山智洋
小日向あゆみ:清原果耶
海根然子:富田望生

(c)川端志季/集英社 (c)「宇宙を駆けるよだか」製作委員会