京都国際マンガミュージアム初の公式ガイド本 “マンガ文化そのもの”を学べる

「マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問」(帯付き)

京都・京都国際マンガミュージアムの公式ガイドブック「マンガって何? マンガでわかる マンガの疑問」が、4月中旬に青幻舎より刊行される。

開館17年目にして初の公式ガイドブックを刊行する京都国際マンガミュージアム。館内にある常設展示「マンガって何?」は、主に外国人の来館者からマンガについて問われる機会が多いことから、そうした質問への回答を目的に作られた。今回の書籍はその常設展示をベースにさらなる解説を加え、“マンガ文化そのもの”のガイドブックとなっている。書面では「マンガの歴史」「数字でみるマンガ産業」「拡大する電子出版」などマンガを取り巻くトピックの数々を紹介。30万点を誇る京都国際マンガミュージアムの所蔵マンガ資料を豊富な図版で紹介するビジュアルブックとしても、オリジナルキャラクター・ねこ学芸員とねこ博士が登場する学習マンガとしても、子供から大人まで楽しめる内容に仕上げられた。また巻末の「実録!ねこ学芸員、中のひと」では京都国際マンガミュージアムの知られざる活動の一端も掲載している。

4月1日からは京都国際マンガミュージアムのミュージアムショップで同書を先行販売。4月中にKindleでの電子配信も予定している。また刊行を記念し、京都国際マンガミュージアムでは発売日から6月25日までの期間限定で、通常価格よりも同書をお得に購入できる、入館券とガイドブックのセットとなるオンラインチケットを販売。ガイドブックは来館時に受付で進呈される。詳細は京都国際マンガミュージアムの公式サイトをチェックしよう。

荒俣宏(京都国際マンガミュージアム館長)コメント

マンガって何だかわからない人のために

しゃべる絵が、動く絵になり、ドラマも語りだし、しまいに絵ですらない何かになっていく。たとえていえば「電子のいらないモニター」でしょうか。マンガという画面にうつしだされたら、何でもマンガに変換される。このすごい発明品が知らぬ間に全世界をつなげ、「言葉の次のコトバ」になったのが、現在です。さあ、マンガはぼくらをどこへ連れていくでしょうか?