「鬼滅の刃」松岡禎丞はメンタルを鍛えたい、下野紘は「カンスト下野」の経験明かす

左から竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞。

吾峠呼世晴原作によるTVアニメ「鬼滅の刃」のステージイベントが、本日3月23日に「AnimeJapan 2024」内で行われた。ステージには竈門炭治郎役の花江夏樹、竈門禰豆子役の鬼頭明里、我妻善逸役の下野紘、嘴平伊之助役の松岡禎丞、MCの高橋祐馬プロデューサーが登壇した。

ステージは炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の影ナレからスタート。伊之助が「猪突」「猛進!」とコール&レスポンスをして会場を温めたところにキャスト陣が登壇すると、下野は負けじと「禰豆子ちゃーん!」の大合唱を観客に促した。最初のコーナーは、テレビ番組「ライオンのごきげんよう」に正式に許諾をもらったというサイコロトーク企画「双六大好き善逸の今日の一振り」。進行を担当する下野は先陣を切ってサイコロを振り「ワールドツアー上映 舞台挨拶の思い出」という目を出すと、「楽しかったねー、はい!」「楽しかったねー!」という「ごきげんよう」そっくりの観客とのやりとりを繰り広げ、「飲み込みが早い!」と観客のノリのよさに顔をほころばせた。

花江が出したサイコロの目は「鬼滅祭の思い出」。3月9日・10日に行われた鬼滅祭について、花江は「毎年よくやるなって思うくらい密度が濃くて。(ステージイベントの)『鬼滅の宴』は朗読、生アフレコがあるので気合いが入るんですが、舞台装置もパワーアップしてたし、あらかじめ発表されていた出演者より、シークレットゲストの方が多い(笑)」と振り返る。そして「我々も終了後に回ったんですが、展示もすごかった。歴代のアイキャッチが並んでたり。あれポスターにして売ってほしいんですよね!」と要望を伝えた。

「印象的だったシーンやキャストの演技」の目を出した鬼頭は、「禰豆子の太陽克服シーン」を挙げ、「すべてが噛み合って素晴らしい時間になっていましたね」と感慨深い様子で語る。また「花江さんの泣きの芝居が大好き」と続けると、花江も「今までの積み重ねだなって思います。ここまで一緒に戦ってきて、究極の決断をした後の太陽の克服なので、自然と涙があふれてきた」と思いを述べた。

松岡が出した目は「柱稽古編」にちなんで「2024年鍛え上げたいこと」。すると松岡は「メンタル」と即答し、客席からも笑い声が。「最近スランプになることってあんまりなかったんですよ。昔は3カ月に1回くらい悪いときがきて、それが終わると“パーフェクト松岡”になるんですけど、最近また重度のスランプに陥っていて……」と話す松岡に「どうした?」と声をかけるキャスト陣。同じような経験の有無を松岡に聞かれると、下野はあるとき自分を「カンスト下野」だと思ったことがあると明かし、「苦手だなって思ったことに挑戦しないと、これ以上芝居を続けていくうえで広がりがないと思って、だから歌を始めた」と自身の経験を伝える。さらに「鬼滅メンバーにも信長さんが加わりましたから」と、松岡と仲が良いことで知られる島崎信長の名前を出して励ました。

5月12日に「『鬼滅の刃』柱稽古編」放送開始を控え、最後に代表して花江が挨拶。「好きなシーンやセリフがたくさんあります。炭治郎を演じつつも、ほかの皆さんのお芝居や映像を楽しみにしながら、1つひとつのセリフを丁寧に演じていければいいなと思いながらアフレコをしています。放送を楽しみにしていてください」とメッセージを届けた。

TVアニメ「『鬼滅の刃』柱稽古編」

フジテレビ系:2024年5月12日(日)より毎週日曜日23:15~23:45
※初回は1時間の特別編成

スタッフ

原作:吾峠呼世晴(集英社ジャンプ コミックス刊)
監督:外崎春雄
キャラクターデザイン・総作画監督:松島晃
脚本制作:ufotable
サブキャラクターデザイン:佐藤美幸、梶山庸子、菊池美花
プロップデザイン:小山将治
美術監督:矢中勝、樺澤侑里
美術監修:衛藤功二
撮影監督:寺尾優一
3D監督:西脇一樹
色彩設計:大前祐子
編集:神野学
音楽:梶浦由記、椎名豪
アニメーション制作:ufotable

キャスト

竈門炭治郎:花江夏樹
竈門禰豆子:鬼頭明里
我妻善逸:下野紘
嘴平伊之助:松岡禎丞
不死川玄弥:岡本信彦
冨岡義勇:櫻井孝宏
宇髄天元:小西克幸
時透無一郎:河西健吾
胡蝶しのぶ:早見沙織
甘露寺蜜璃:花澤香菜
伊黒小芭内:鈴村健一
不死川実弥:関智一
悲鳴嶼行冥:杉田智和

※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記。