「烏は主を選ばない」キャスト陣が“推しキャラ”語る、入野自由「面白いのは間違いない」

左から田村睦心、入野自由、竹内栄治、本泉莉奈、七海ひろき、福原綾香、釘宮理恵。

TVアニメ「烏は主を選ばない」のトークショーが、本日3月17日に東京・NHKホールで開催された「超体験 NHKフェス2024 in SHIBUYA」にて実施。雪哉役の田村睦心、若宮役の入野自由、澄尾役の竹内栄治、あせび役の本泉莉奈、浜木綿役の七海ひろき、真赭の薄役の福原綾香、白珠役の釘宮理恵が登壇した。

4月6日よりNHK総合で放送開始される「烏は主を選ばない」は、阿部智里によるファンタジー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」を原作としたアニメ。八咫烏の一族が住まう異世界・山内を舞台に、八咫烏の少年・雪哉が美しくも風変わりな若宮の側仕えに抜擢され、陰謀渦巻く宮中でさまざまな事件に遭遇しながらも、若宮と奇妙な主従関係を結んでいく物語が繰り広げられる。第1話の先行上映が行われたのち、ステージに登壇したキャスト陣。完成したアニメを観たのは初めてだと言い、田村が「映像キレイでした。すごい声あってましたよね?」と観客に投げかけると拍手が起きた。

複雑に絡み合う人間関係が特徴でもある同作。トークショーではキャラクターの相関図をもとにキャスト陣が語り合う。モニターに映し出された相関図を見た田村は「まず読み方が難しい(笑)」と述べ笑いを誘う。すると入野も「この作品では資料の中に漢字の読み方とか音声もあって」と通常のアフレコよりも多くの資料が渡されたと明かし、キャラクターや場所の名前を覚えるのにも苦労したことを振り返った。

四姫のそれぞれの特色ついて、本泉は「あせびは準備ができないまま登殿に参加したので、うこぎという女房が一緒に来てくれたおかげでなんとかやっていけてます。お姫様と女房の関係性も家によって違っていて、東家はほのぼのおっとりしたお家ですね」と説明。続く七海は「ネタバレせずに説明する自信がない(笑)」と戸惑いながらも、「浜木綿はカッコよくて竹を割ったような性格。掴みどころのない部分を意識しながら演じてます」と語る。福原は「真赭(の薄)は派手な姫様で『私こそが妃!』という姿勢なんですけど、周りの姫を貶すようなことはしない芯の通った人」と語り、「正々堂々としていて、見た目通りの華やかさとは裏腹に実はさっぱりしてるんじゃないかというギャップが素敵」と魅力を伝える。そして釘宮は「白珠は名前のとおり真珠のように大切に育てられてきて、そのプレッシャーとともに育ってきているお姫様」と説明した。

続いて会場では、長束役の日野聡、路近役の白熊寛嗣、敦房役の河西健吾が語り合う映像を公開。日野は分散収録のために男性キャラばかりが集まったアフレコ現場だったことや、そんな中でも若宮役の入野が場を盛り上げてくれたと語る。そんな日野から「(イベントの)会場も盛り上げてくれてるでしょう」と振られた入野は、「ああいう人なんですよ。ふざけて適当な話ばっかりする(笑)」と苦笑い。田村が「よく考察したりしてるんですけど、どんどん勝手に話を膨らませて」と続けると、竹内も「嘘の話ばっかりして」と乗っかり、アフレコ現場の和気藹々とした雰囲気を伝えた。そんなやりとりを、本泉は「面白いお兄さんたち。ご一緒にしたかったけど、なかなかお会いする機会がなかった」と羨ましそうに述べた。

さらに視聴者からの質問に答えるコーナーを展開。「自分以外の推しキャラはいますか?」という質問に対し、釘宮は「私は真赭。ネタバレ禁止なしでの説明は難しいんですけど、本当にカッコいいんですよ。光の中に立ってるような姿が本当にカッコいい!」と熱弁すると、七海も「高飛車に見えても筋を通すところがいい」と同意する。田村は「私は路近。かなり危ない男で怖いんですけど、性格がカッコいいんです」と魅力を語る。入野は「僕は長束。第一印象が作品が進むにつれて変わっていく、その変化率がすごい。愛さずにはいられなくなっちゃう、ギャップが楽しめるキャラ」と明かす。

続いて「長束様と若宮様、輿入れしたいのはどっちですか?」という質問には、福原が「2人ともまったく違う魅力があって難しい。長束様は親近感を覚えるような一面があるし、若宮様は……ああネタバレに(笑)」と回答。本泉は「第1話の若宮様が金柑を自分で作っているシーンは原作にないシーン。まさか自分で作ってると思ってなくて、ちょっと惹かれました」と若宮が優勢だと述べる。さらに釘宮の「私、さっき見たことなかった澄尾のキャラデザを見て好きかもって思った」という予想外の回答には、「急に出てきてびっくりしました」と驚いた竹内が「僕も白珠が大好き(笑)」と述べ、観客の笑いを誘っていた。

また「ほかにやってみたい役は?」という質問に、七海は「どのキャラも魅力的で皆さんあってるからなかなか出てこないんですけど、強いて言うなら雪哉かな」と、今まで演じたことがないタイプのキャラクターである雪哉にチャレンジしたいと回答。そんな七海に雪哉役の田村も「イベントとかでチェンジしてやれたらいいですね」と提案し盛り上がる。さらに「田村さんが入野さんを支えたいと思うところはありますか?」という質問に、田村は「一体どういう質問なんですか(笑)」と戸惑いながらも、「同い年なんですけど芸歴は先輩。この間MCをやられる現場があったんですが、場の空気を読みつつ展開していくのが素晴らしくて、天才的だなと思いました」と述べると、入野は「ついてこい!」と軽快に呼びかけ、意気のあったやりとりを見せた。

そして後半には、原作の阿部智里からの手紙を田村が読み上げる場面も。「デビュー前から、もし自分の作品がアニメになったらと夢見ていました。未だに夢の中にいるような心地です」とアニメ化への心境を明かす。またキャスト陣に対しては「プロとして本当に素晴らしい仕事をしてくださいました。アフレコを見学したとき、期待以上だと圧倒されてしまいました」と称賛の言葉を送った。さらにこれからアニメを観る視聴者に向けて、「私は読書体験によって構築された読者の解釈に間違いは存在しないと思っています。文字から得たイメージ、挿画から得たイメージ、コミカライズから得たイメージ、そのすべてが正解であり、同じくらい尊いものです。アニメ版が見てくださった皆様にとって面白いと思う形になっていることを心より願っています」とメッセージを送った。

最後の挨拶で、入野は「面白いのは間違いないんです。僕らもアフレコしていて驚きの連続だし、完成した作品にはそれ以上の驚きがある。あとはまだ知らない人にどう届けていくかだと思うので応援してください」と、イベントの参加者にアピール。田村も「設定が難しいので、新規のお客さんをどう獲得するか大変だと思うんですけど、まず観てほしい。観てもらったらよさがわかると思うので、ぜひご友人やご家族に紹介してくれたらうれしいです」と作品に対する自信を語り、イベントを締め括った。

TVアニメ「烏は主を選ばない」

放送情報

NHK総合:2024年4月6日(土)より毎週土曜23:45~

スタッフ

原作:阿部智里「八咫烏シリーズ」(文藝春秋刊)
監督:京極義昭
シリーズ構成:山室有紀子
キャラクターデザイン:乘田拓茂 
音楽:瀬川英史
音響監督:丹下雄二 
アニメーション制作:ぴえろ 
制作・著作:NHK、NHKエンタープライズ、ぴえろ

キャスト

雪哉:田村睦心
若宮:入野自由
あせび:本泉莉奈
浜木綿:七海ひろき
真赭の薄:福原綾香
白珠:釘宮理恵
澄尾役:竹内栄治
長束役:日野聡
路近役:白熊寛嗣
敦房役:河西健吾
藤波役:青山吉能
大紫の御前役:田中敦子

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