カネコアツシ個展「No Time to Dye」が名古屋に巡回、入場特典とグッズ販売も

「No Time to Dye NAGOYA.」告知ビジュアル

カネコアツシの個展「No Time to Dye NAGOYA.」が、3月20日から25日にかけて愛知・サカエサウススクエア3階のクリマギャラリーで開催される。入場無料で、3月23日、24日はカネコ本人が在廊予定。

「No Time to Dye NAGOYA.」は、2023年に東京・伊勢丹新宿店のアートギャラリーで開催された個展「No Time to Dye」の巡回展。髪の毛を染める時間もお肌のケアをする時間も犠牲にして、世界中に蔓延るファシストたちと戦い続けるスーパーヒロインたちを描いた「No Time to Dye When Fighting Fascists」シリーズを中心に、殺伐とした現代社会の常識や枠組みからはみ出すように浮遊し始めた人々を描く「Floating People」シリーズ、ミュータント化していく若者たちの日常の何気ない一瞬を描いた作品群など、トータル約30点の作品が展示される。展示および販売される作品は高精細ジクレープリント。すべて直筆サイン入りで、3から15部の少数限定エディションになっている。

また名古屋巡回展からの施策として、来場者には全3種の特製ステッカーから1種をプレゼント。限定グッズとして、ポストカード4枚セットの販売も行われる。

カネコアツシコメント

No Time to Dye When Fighting Fascists
“ファシストと戦っていると髪を染めてる暇もない”

世界を見渡しても、極く身近なところにも、
世の中はファシストのクソ野郎でいっぱい。

スマホに、電車に、職場に、取引先に、役所に、
コンビニに、夜道に、交番に、
家庭にも、実家にも、
信頼していた友達の中にさえ。

自分を守るヒーローは自分自身。
戦いは日々果てしなく続き、
疲れ果て、
髪を染めてる暇もない…。

この個展のタイトルになっているシリーズ、
No Time to Dye When Fighting Fascistsは、
こんなストーリーの断片として描きました。

マンガ家の僕にとって絵を描くこととは、
即ち「物語を描く」ことです。
今回、自分の絵というものに向き合うに当たり、
これまで続けてきたことのその先にあるもの、
マンガ家としての時間が僕の中に培ってきたであろう何かを、
真っ直ぐそのままに表現してみたいと思いました。

これらの絵はそれぞれが物語の断片であり、
僕という人間の物語の断片でもある訳です。

カネコアツシ

カネコアツシ個展「No Time to Dye NAGOYA.」

日程:2024年3月20日(水・祝)~3月25日(月)
時間:11:30~18:30 (最終日は17:00まで)
会場:愛知県 クリマギャラリー
料金:無料