「お嬢と番犬くん」先行上映会で梅原裕一郎が「啓弥とツーショットが撮れる鏡」に苦戦

左から鬼頭明里、梅原裕一郎、オーイシマサヨシ。

はつはる原作によるTVアニメ「お嬢と番犬くん」の先行上映会が、去る9月3日に東京・ナイテッド・シネマ豊洲で開催された。イベントには瀬名垣一咲役の鬼頭明里、宇藤啓弥役の梅原裕一郎のほか、オープニング主題歌を担当するオーイシマサヨシが登壇。先行上映を見た感想や放送を記念した特別企画などが展開された。

いよいよ9月28日に放送スタートするアニメ「お嬢と番犬くん」。鬼頭はイベントに来場した観客を見て「こんなにたくさんの方が観てくださったんだなとうれしい気持ちでいっぱい」と述べる。梅原も「『AnimeJapan 2023』では役柄とキービジュアルくらいしか解禁されていなかったので、いよいよ始まるんだなと気持ちが高まりました」と述懐。急遽登壇が決まったオーイシも「ほんまにうれしいです」と喜びをあらわにした。

一咲のイチオシの部分を聞かれた鬼頭は「みんなの足手まといにならないようにと、がんばっているところがかわいい」と回答。梅原は啓弥とのやり取りはもちろんかわいいとしたうえで、「学校で友だちができなさそうなときにネタ振りしている一咲を見て、学校でそういう感じの人いたなと懐かしい気持ちになりました」と自身の学生時代についても振り返った。原作も読んでいるというオーイシは2話でのバレーのシーンを挙げ、「突き指して啓弥に運ばれるシーンの『キャー!』が好き」と話した。

啓弥については「けっこういろんな面を見せてくれるキャラクター」だと梅原。「極道の状態のときと一咲と話しているときの子犬のようないじけている姿が好きです」と回答した。またアフレコ時、学校でタバコを吸っていて一咲にバレていじけるシーンで、「まだ俺26歳ですけど」というセリフを「62歳」と言い間違えてしまったエピソードを披露。鬼頭はその間違いをしっかりと覚えていると話し、「そのセリフに対する一咲の『十分おっさんだろ』というセリフに自分もぐっさりきてしまいました(笑)」と語った。

その後、描き下ろしの啓弥のイラストが描かれた「啓弥とツーショットが撮れる鏡」が登場。鬼頭、梅原、オーイシと順に撮影を試みる。梅原は撮影に苦戦し、結局オーイシに撮影してもらう流れに。鏡に向かう梅原をオーイシが背後から撮影するという謎の状況が展開された。なお鏡は今後開催されるイベントにて参加者による撮影も可能とのこと。

その後本PVが解禁され、締めのメッセージコーナーへ。梅原は「今後とんでもないやつが出てきます。ぐちゃぐちゃと楽しい学園生活が始まるのでお楽しみに」、鬼頭は「啓弥と一咲のキュンキュンもそうですけど、一咲の健気にがんばる姿もいいと思っています。原作とともに、アニメでも一咲の成長や恋愛模様を楽しんでいただければと思います」とファンに語りかけ、イベントは閉幕した。

「お嬢と番犬くん」は、三代目瀬名垣組組長を祖父に持つ女子高生・一咲と、一咲に対し過保護な若頭・啓弥がともに高校に通う様子を描くラブコメ。原作は別冊フレンド(講談社)で連載されており、単行本は最新刊となる9巻が9月13日に発売される。

お嬢と番犬くん

放送情報

TOKYO MX:2023年9月28日(木)より毎週木曜日24:30~25:00 (初回25:05~25:35)
BS朝日:2023年9月29日(金)より毎週金曜日23:30~24:00
読売テレビ:2023年10月2日(月)より毎週月曜日25:59~26:29

スタッフ

原作:はつはる「お嬢と番犬くん」(講談社「別冊フレンド」連載)
監督:高本宣弘
シリーズ構成・脚本:皐月彩
脚本:平見瞠 / 冨田頼子
キャラクターデザイン:番由紀子
音楽:伊藤翼
色彩設計:木幡美雪
美術監督:葛琳(スタジオちゅーりっぷ)
撮影監督:浅川茂輝(レアトリック)
編集:瀧川三智(REAL-T)
音響監督:郷文裕貴
音響効果:安藤由衣
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽制作:ポニーキャニオン
アニメーション制作:Project No.9

キャスト

瀬名垣一咲:鬼頭明里
宇藤啓弥:梅原裕一郎
田貫幹男:榎木淳弥
関谷香織:中原麻衣

(c)はつはる・講談社/「お嬢と番犬くん」製作委員会