原発事故の被災者を取材したノンフィクション「チェルノブイリの祈り」マンガ化

「チェルノブイリの祈り」第1話の扉ページ。

熊谷雄太の新連載「チェルノブイリの祈り」が、本日7月14日発売のヤングアニマル14号(白泉社)で開始した。「戦争は女の顔をしていない」でも知られるスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチのノーベル文学賞受賞作を、今中哲二監修のもとコミカライズしている。

原作となった「チェルノブイリの祈り 未来の物語」は、1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の被災者や遺族を取材したインタビュー集。コミカライズ版第1話「孤独な人間の声」では、消防士として原発の消火に向かった夫が被爆し、妊娠中の身体で付き添った女性の愛と苦しみのエピソードが描かれた。白泉社のヤングアニマルWebでは、第1話を無料で読むことができる。