ヤングケアラーたちの実話をもとに描き下ろし、押し殺した自分を取り戻すまでの物語

「私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記」(帯付き)

水谷緑「私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記」が、本日10月21日に文藝春秋から発売された。

統合失調症の母、家庭に無関心の父、特別扱いの弟、認知症の祖父と暮らし、幼稚園の頃から買い物、料理、掃除、洗濯など家族の世話を一手に担っている主人公・音田ゆい。そんな彼女が母親の暴力に耐えながら子供らしさを押し殺して一生懸命生きる姿と、成人してから“ヤングケアラー”であることを自覚し、仕事、結婚、子育てを通じて、悩みにぶつかりながらも失われていた感情を取り戻すまでが描かれる。なお同作は複数の当事者たちへの2年以上にわたる取材を経て描き下ろされたもの。ヤングケアラーについて理解を深めるコラムや、ヤングケアラー支援団体の紹介ページも収録された。

水谷緑コメント

2年前から当事者の方々を取材して書きました。
エピソードは実際にあったものです。

ヤングケアラーでなくても、子どもの頃に大人に気を遣って
子どもでいられなかった経験がある方でしたら、
当てはまること、救いになることがたくさん載っています。
支援したい方にも参考になることが載っています。
よろしくお願い致します。