「ベルサイユのばら展」オスカルたちがベルサイユ宮殿でお出迎え、原画展示は約180点

「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」エントランスのイメージ。 (c)池田理代子プロダクション

池田理代子「ベルサイユのばら」の展覧会「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」の続報が到着。会場構成や見どころなどが明らかとなった。

9月17日から11月20日にかけて東京・東京シティビューにて開催される同展覧会。エントランスではベルサイユ宮殿をイメージした優雅な回廊が登場する。回廊の奥にはオスカル、マリー・アントワネット、フェルゼン、アンドレの4人のパネルが設置されるほか、窓面には作中の登場人物たちが肖像画のように飾られており、来場者を一気に“「ベルばら」ワールド”へ誘う。

「【序章】『ベルサイユのばら』誕生」では、作中の主要登場人物の紹介を通して「ベルばら」の物語の幕開けを紹介。続く「【第1章】『ベルサイユのばら』」では連載当時の原画約180点が物語に沿って展示され、物語の魅力はもちろんのこと、いきいきとした美しく力強い線や胸に沁みるセリフなどを楽しむことができる。また40年ぶりの新刊として話題となった「ベルサイユのばら エピソード編」の原画のほか、オスカルが生涯で一度だけ身にまとったドレスの展示も行われる。

「【第2章】宝塚歌劇『ベルサイユのばら』」には、宝塚歌劇版「ベルサイユのばら」でオスカルとアンドレが愛を誓いあう名場面「今宵一夜」の舞台となる「オスカルの部屋」コーナーを設置。オスカルとマリー・アントワネットが身に着けた舞台衣装や小道具なども展示され、宝塚ファンのみならず原作ファンも必見のコーナーに仕上がった。そのほか過去の公演ポスターや衣装のデザイン画などの資料に加え、舞台化を企画した植田紳爾による作品への思い、演出を手がけた長谷川一夫による“魅せる演技”の秘訣も紹介される。

1979年にアニメ化も果たした「ベルサイユのばら」。「【第3章】TVアニメ『ベルサイユのばら』」では、当時の貴重なセル画を展示するほか、監督を務めた長浜忠夫と出崎統のそれぞれの演出の特徴やアニメ版の見どころなどについて解説される。続く「【第4章】 『ベルサイユのばら』は永遠に」では「ベルばら」をめぐる50年間の“モノ・コト”を展示。池田の4コママンガ「ベルばらKids」や懐かしのお宝グッズ、企業とのコラボレーション事例など、現在に至るまで続く“「ベルばら」ワールド”を感じることができる。

そのほか「ベルサイユのばら」連載開始から50周年を記念したファンブックが9月15日に発売決定。ファンブックには池田によるコメント入りイラストギャラリーや、著名人による描き下ろしイラスト、寄稿などが160ページにわたり収められる。

※出崎統の崎はたつさきが正式表記。

「誕生50周年記念 ベルサイユのばら展ーベルばらは永遠にー」

会期:2022年9月17日(土)~11月20日(日)
会場:東京都 東京シティビュー