「築地魚河岸三代目」はしもとみつおが描くタイムスリップ時代劇が乱ツインズで開幕

コミック乱ツインズ7月号

永井義男原作によるはしもとみつおの新連載「不便ですてきな江戸の町」が、本日6月13日発売のコミック乱ツインズ7月号(リイド社)でスタートした。

「不便ですてきな江戸の町」は、歴史雑誌の編集者をしている主人公・島辺国広が、ひょんなことから江戸時代にタイムスリップするところから始まる物語。都内で一人暮らしをしている叔母の家を点検していた国広は、トイレからなぜか江戸時代の浅草にタイムスリップしてしまう。トラブルに巻き込まれながらも江戸の暮らしを体感し、なんとか現代に戻ってくることができた国広。しかしタイムスリップ中に出会った女性・おようのことが忘れられなかった国広は、歴史学者・会沢と再び江戸時代に向かう。「築地魚河岸三代目」などで知られるはしもとが、永井の小説をもとに描く時代劇だ。

また同じく今号では、天沢彰シナリオによる叶精作の新連載「そぞろ源内 大江戸さぐり控え帳」もスタート。魑魅魍魎の噂がはびこる江戸を舞台に、平賀源内が奇妙な事件を解決していくさまを描いていく。第1話「血を吸う女」では、蘭学者・杉田玄白と同心・浅間和之助が、生きている間に全身の血を抜かれたと思われる奇妙な死体を発見。一方源内は、半年前に妻を亡くした劇作家・慶安を訪ね、彼の新しい恋人だという謎の女に、何やら不穏な気配を感じていた。