「アーラシュを囲む会」鶴岡聡が渾身の「ステラー!」観客の拍手は鳴り止まない

「ステラ」を放つ鶴岡聡。

「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram」の「年末舞台挨拶~アーラシュを囲む会~」が、本日12月27日に東京・新宿バルト9にて開催された。

「Wandering; Agateram」上映後、観客の拍手とともにステージにアーラシュ役の鶴岡聡、藤丸立香役の島崎信長、獅子王役の川澄綾子が現れる。「アーラシュを囲む会」というタイトル通り、「Wandering; Agateram」で活躍したアーラシュ役の鶴岡を中心にトークを展開。同イベントの開催決定が発表された際は鶴岡と川澄のみが登壇者として告知されていたことから、“囲む会”というには囲む人数が少なかった、といった冗談も交わしつつ3人は会場を温めていく。

自身の演じる役を冠としたイベントの開催に、鶴岡は何度も感謝を述べる。鶴岡の舞台挨拶が見たかったという島崎も、アーラシュというキャラクターや鶴岡の芝居がファンの思いにつながり、「アーラシュを囲む会」の開催実現に至ったことを喜んだ。川澄からは、獅子王の巨大で荘厳な「ロンゴミニアド」とアーラシュが1人ひとりの民の思いを背負って打つ「ステラ」という、劇中で放たれる宝具の対比が語られた。また鶴岡とは同じ「Fate」シリーズのアニメ「Fate/Zero」からの付き合いだという川澄。鶴岡の人となりは「Fate/Zero」のジル・ド・レェではなくアーラシュに近いと評すると、島崎も“最高にCOOL”という雨生龍之介のようなセリフで首肯。それを聞いた鶴岡からはジルの声で感謝の言葉が語られ、観客からも拍手が沸き起こった。アーラシュに似ていると言われた鶴岡は、自身の横に置かれたアーラシュのパネルに手をかけ、ファンにサービスする場面も。身長182cmの鶴岡と185cmのアーラシュというほぼ同じ身長の2人の並びに、ファンは喜んでいた。

イベントの終盤、島崎と川澄から後編となる「Paladin; Agateram」への思いが語られる。鶴岡はアーラシュという役柄への思いを述べたのち、「陽のいと聖なる主よ」から始まる「ステラ」の詠唱を始める。感極まって途中で声を詰まらせるも、「この渾身の一射を放ちし後に 我が強靭の五体、即座に砕け散るであろう!」と渾身の「ステラ」を放つと、観客からは万雷の拍手が。鶴岡の退場の際まで、“大英雄”を囲むイベントは拍手が鳴り止まなかった。

なお2021年1月2日から「Wandering; Agateram」の来場者に先着で配布される「ニューイヤー特典 描き下ろしイラストカード」も解禁に。べディヴィエールの着物姿が描かれている。「劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット- 前編 Wandering; Agateram」は公開中。後編の「Paladin; Agateram」は2021年春に上映される。

島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

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