「放課後さいころ倶楽部」富田美憂はボドゲが苦手?Twitterでファンからも心配

TVアニメ「放課後さいころ倶楽部」先行上映会の様子。左から高野麻里佳、宮下早紀、富田美憂、M・A・O。

中道裕大原作によるTVアニメ「放課後さいころ倶楽部」の先行上映会が、本日9月11日に東京・新宿バルト9にて開催された。

ゲッサン(小学館)で連載中の「放課後さいころ倶楽部」は、京都を舞台に、女子高生4人がボードゲームやカードゲームを通して友情を育んでいく青春ストーリー。この日のイベントでは10月2日からの放送に先がけてアニメ第4話までが上映され、その後のトークショーに武笠美姫役の宮下早紀、高屋敷綾役の高野麻里佳、大野翠役の富田美憂、エミーリア役のM・A・Oが登壇した。

最初のトークでは、宮下が自身の演じる美姫について「優しくて、人の痛みの分かる魅力的な女の子になっています。男性の方ならこういう女の子が近くにいたら素敵だなって思う方もいるんじゃないでしょうか(笑)」と話し、観客の笑いを誘う。本作のオープニングテーマ「Present Moment」を歌唱する富田は「普段、先行上映会では緊張しないんですけど、自分の曲がオープニングで流れたのですごく緊張しました」と心境を伝える。この楽曲が富田のソロデビュー曲でもあることから、会場からはお祝いの拍手が贈られた。

本作では、「マラケシュ」「ごきぶりポーカー」「インカの黄金」「ニムト」など、作中に実在のボードゲームが多数登場することも魅力のひとつ。キャスト陣も作中のゲームを実際にプレイしたそうで、富田は「ニムト」が印象的だったと話す。自身の演じる理知的な翠とは違い、直感的にプレイする富田は「ニムト」が異常に弱かったそうで、高野からその理由を「精神面なの? それとも頭脳的に難しいから苦手なの?」と聞かれると富田はタジタジの様子。さらに富田がキャスト発表の際にもTwitterでファンから、ボードゲームの弱さを心配されたというエピソードを披露し、笑いが起きた。

また京都を舞台にした本作では、登場人物のセリフに京都弁が使われている。母が京都出身だという宮下は、台本チェックで方言に迷った際に母に電話でアドバイスをもらっていたそうで、「そのときに母から『京都弁はフラットな優しい響きを意識してみるといいんじゃない』と言われて、アフレコに臨みました」と隠れた努力を明かした。一方M・A・Oは、ドイツ出身でカタコトの日本語を話すエミーリアのようなキャラクターを演じることがほとんどなかったそうで、楽しさと難しさがあったことを伝えた。

イベントでは「放課後さいころ倶楽部」のタイトルに絡めて、サイコロを使ったトーク企画も実施。事前にTwitterで募集したファンからの質問が、1から6までの数字が書かれた箱に割り振られており、キャストはサイコロの出目と同じ数字の箱から質問の書かれた紙を引いていく。まず宮下が引いた紙には、作中で美姫が仲間やボードゲームとの出会いをきっかけに変わっていくことから、キャスト陣の「変わったきっかけ」を聞く質問が。高野は「これまでは1人用のゲームをすることが多かった」と前置きし、「この作品に関わったおかげでボードゲーム仲間が増えました」と自身の経験を話す。続けて、アニメをきっかけにこれから作品を観る人のゲーム仲間が増えてほしいと期待を寄せた。

続いて高野が引いた質問は「皆さんは頭を使うゲームは得意ですか?」というもの。前のトークで同じ話題が出ていたことから、宮下が富田に「得意ですか?」と振るとこの日一番の笑いが起きていた。イベントの最後には4人からアニメへの期待が述べられ、観客とキャストによるキービジュアルにも書かれた「とびっきりの『楽しい』を、キミと!」のコールアンドレスポンスで締めくくられた。

TVアニメ「放課後さいころ倶楽部」

放送情報

ABC テレビ:2019年10月2日(水)26:16~
TOKYO MX:2019年10月3日(木)24:30~
BS11:2019年10月3日(木)24:30~

スタッフ

原作:中道裕大
監督:今泉賢一
シリーズ構成:前川淳
キャラクターデザイン:伊部由起子
音楽:片山修志(Team-MAX)
アニメーション制作:ライデンフィルム

キャスト

武笠美姫:宮下早紀
高屋敷綾:高野麻里佳
大野翠:富田美憂
エミーリア:M・A・O
金城タケル:黒田崇矢

(c)中道裕大・小学館/放課後さいころ倶楽部製作委員会