ドラマ「チェイサーゲーム」第2弾はオリジナルの復讐愛憎劇、菅井友香と中村ゆりかW主演

左から菅井友香扮する春本樹、中村ゆりか扮する林冬雨。(c)「チェイサーゲーム W」製作委員会

松山洋原作による松島幸太朗「チェイサーゲーム」のTVドラマ第2弾「チェイサーゲーム W パワハラ上司は私の元カノ」が、2024年1月8日からテレビ東京、テレビ大阪ほかで放送開始。菅井友香と中村ゆりかがW主演を務める。

「チェイサーゲーム」は、原作の松山が代表取締役を務める実在するゲーム制作会社・サイバーコネクトツーを舞台に描かれたお仕事マンガ。2018年12月よりファミ通.comで連載され、全7巻が刊行された。また4月よりファミ通.comにてシーズン2が連載中だ。

「チェイサーゲーム W パワハラ上司は私の元カノ」は、原作にはない設定とオリジナルストーリーで構成。登場人物も一新され、ゲーム会社に務めるレズビアンの上司と部下2人の恋愛模様を軸に、元恋人への未練から生まれる屈折した感情の葛藤が描かれる。ゲーム開発会社に勤める27歳の主人公・春本樹役を菅井、樹の元恋人で新しい上司として姿を現すもう1人の主人公・林冬雨役を中村が演じる。菅井、中村と併せて、原作の松山、中村晋野プロデューサー、太田勇監督からのコメントも到着した。

菅井友香(春本樹役)コメント

この度、春本樹を演じさせていただくことになりました菅井友香です。
時代に切り込んでいくようなテーマが絡み合う、挑戦的なドラマに参加させていただけること、大変有り難く思います。
初めてのW主演で、大変久しぶりのドラマ出演となりますので、私にとっても大きな挑戦になります。理解を深めながら丁寧に、かつ大胆に表現して参りたいと思います。中村ゆりかさんは、お芝居と真摯に向き合われているとても華やかで美しい方という印象があります。ご一緒させていただける事に胸が高鳴っております。ゲーム業界でのお仕事に、恋愛に、葛藤しながらも突き進んで行く冬雨と樹、そして個性豊かな登場人物の物語を見届けてくださったら嬉しいです!

中村ゆりか(林冬雨役)コメント

この度、今作のドラマに呼んでいただきとても嬉しいです!
菅井さんと初めてお会いして、とても素敵な方で、これからご一緒できる事がとても楽しみです!
「女性」が強く社会に立ち向かう様子が描かれていたり、世の中の見方が変わるようなストーリーに惹かれました。
沢山の方々に素敵なドラマだと感じて貰えるよう、ドラマに携わる方々と一緒に頑張って参ります。

松山洋(株式会社サイバーコネクトツー)コメント

今回のドラマは完全オリジナル脚本です。が、実は脚本家&監督と一緒に私自身も何度も打ち合わせしながら練り上げてきた企画です。また作中に登場する架空の漫画作品『天女世界』や、そこから派生して生まれるアニメやゲームのアートワークや設定資料などは全てサイバーコネクトツーのプロの開発者が実際に制作を行っています。(このへんはドラマ本編の中でバンバン使用されるのでそのクオリティをご確認ください。)現在連載中の漫画「チェイサーゲーム」シーズン2とも連動した仕掛けが施されていますので、一緒に楽しんでいただけると幸いです。

プロデューサー・中村晋野(テレビ東京・配信ビジネス局)コメント

TVerなど「配信」での視聴が主流になってきた今、ホーム画面には同じような系統の作品がランキング上位に表示され、テレビ局が作るドラマが段々と類似化し始めています。その傾向に乗っかりヒットを目指すのが方程式だと思いつつ、「他にはない斬新なコンテンツをつくってみたい」という欲求も湧いてくるのが、正直なところです…。制作者の「作りたい」と視聴者の「見たい」。このバランスが非常に大切になっている気がします。そして、本作は「そんな良いとこ取りなんてできるのか…」という弱音をたくさん吐きながらも、「いつかそんな作品を作れたらいいな」という挑戦的かつ実験的な想いで日々戦っています。「チェイサー」というタイトルの通り、視聴者の「見たい」を追い求めて作りあげるこの作品が、少しでも多くの人に届いたら嬉しいです。

太田勇監督(テレビ東京・制作局ドラマ室)コメント

LGBTQをテーマにしたドラマがここ数年増えてきました。恋愛の話は少しずつ増えてきましたが、「当事者女性たち」の「仕事」を軸に考えたドラマはないな、というところから今回のドラマを考え始めました。このドラマは2人の女性が主人公です。1人めの主人公・樹は、強くて真面目でそれがゆえに損してしまうようなリーダータイプの女性をイメージしていたので、アイドル時代にキャプテンをしていた菅井友香さんがピッタリだと思いオファーさせていただきました。もう1人の主人公・冬雨は、危うさと美しさを持ち真っ直ぐがゆえに怖さもあって、しかも中国語もできる女性を想定していたので、早い段階から中村ゆりかさんで考えていました。ちょうど読み合わせをしたばかりなんですが、お二人ともイメージ通りですごく良い作品になる予感しかありません!