今日は何の日?~マンガで覚えるたのしい記念日~ 第11回 8月25日は「東京国際空港開港記念日」
カレンダーを見ると「○○の日」と書いてあり、その日が何かの記念日になっていると気が付くことがあります。何かの日だと知るだけで、ちょっと今日が特別に感じて何かしたくなるもの。そんなときは、記念日に関係したマンガを読んでみるのはどうでしょう。本日8月25日は「東京国際空港開港記念日」にちなんで、羽田空港を印象的に描いたマンガを紹介します。
文・構成 / コミックナタリー編集部
hituji「到着ロビーでつかまえて」(ジーオーティー)
羽田空港で、いつも誰かを待ち続けているその青年は……
羽田空港の到着ロビーでツアー客を待ち、マイクロバスに案内するアルバイトをしている大学生・鈴木翼。接客が苦手で、人前に出ると緊張ですぐにミスをしてしまう性格なのにこの仕事をしているのは、大好きな飛行機のそばにいられるから。そんな翼が気になっているのは、いつも到着ロビーにいる男性。翼はその男のことを不審者ではと疑っていたが……。飛行機マニアと、過去の後悔を抱えながらいつ来るとも知れない相手を待ち続ける男。絶えず人が行き交う出会いと別れの場所・羽田空港を舞台に、不器用な青年たちの静かな交流が描かれる。
猪乙くろ、竹本真「前略 雲の上より」(講談社)
羽田の展望デッキは目だけで楽しむものじゃない? 飛行機好き課長が名言連発
北海道へ出張に行くことになった若手社員・桐谷は、人生で初めて飛行機に乗ることに。羽田空港で上司の竹内課長と待ち合わせをするが出発ロビーにその姿はなく、展望デッキで見つけた課長はなんと2時間前から空港に来ていたという。理解不能といった顔の桐谷に「羽田の展望デッキは目だけじゃない 鼻と耳で楽しむものだ」と語る竹内課長。その後も、第1ターミナル出発なのに第2ターミナルに集合させられた桐谷が「待ち合わせを第1にすればよかったのでは?」と訊ねると、課長は「それじゃあせっかく羽田に来たのに第1ターミナルしか楽しめないだろ」と返したり、嵐に緊張する桐谷に「厚ければ厚いほど雲は面白くなる」と謎の名言を発したり。オタクのわがままに振り回されるうちに、その魅力がわかってくるような、そもそも別にわかりたくはないような!?な空港&飛行機コメディ。
奥橋睦、東映アニメーション、野崎まど「正解するカド」(講談社)
羽田空港上空に突如出現した、謎の巨大立方体
外務省の交渉官・真道幸路朗は、謎の巨大立方体“カド”に搭乗していた旅客機ごと飲み込まれてしまう。そこで真道が出会ったのは、別の世界から来た存在・ヤハクィザシュニナ。「この世界を推進する」と宣言したザシュニナの目的とは……。羽田空港の上空に“カド”が突如出現したことから物語が始まる「正解するカド」も、羽田空港を印象的に描いた作品。同作は2017年に放送されたTVアニメのコミカライズ版だ。