「コードギアス」福山潤が乾杯で感謝「今新作を送り出せるのは皆さんのおかげ」

「コードギアス 復活のルルーシュ」舞台挨拶の様子。左から村瀬歩、櫻井孝宏、福山潤、家入レオ、谷口悟朗監督。

劇場アニメ「コードギアス 復活のルルーシュ」の舞台挨拶が、本日2月9日に東京・新宿バルト9にて開催された。

「コードギアス 復活のルルーシュ」は、2017年10月から2018年5月にかけて展開された「コードギアス 反逆のルルーシュ」劇場版3部作のその後を描いた物語。舞台挨拶にはルルーシュ役の福山潤、スザク役の櫻井孝宏、シャリオ役の村瀬歩に加え、監督の谷口悟朗が登壇した。

劇場で販売されているギアスマーク入りのウォーターボトルを手に現れた4人は、福山の「オールハイルブリタニア」の掛け声に合わせ乾杯をし、初日を迎えられたことを観客と一緒に祝福する。続けて福山は「まずひとえに、皆さまに観ていただけたとういことで感無量でございます」と感謝を伝えた。

公開初日を迎えた感想を聞かれた谷口監督は、2016年に開催されたイベント「コードギアス 反逆のルルーシュ キセキのアニバーサリー」にて、「復活のルルーシュ」のプロジェクトを発表したことを振り返り、「そこから約2年と3カ月。やっと皆さんのところにお届けすることができて、少し肩の荷がおりました」と笑顔を見せる。福山は「こういった形で、“復活”というものをお届けすることができたのが、声優というキャリアの中でもどのように言葉に表していいかわからない」と喜びを表す。

櫻井は「福山くんの名前がずっと出ない中でプロモーションが進んできて(笑)。この徹底ぶりが『コードギアス』だなと思いながらニヤニヤしていました」と“復活”の意味が伏せられ続けている本作について話し笑いを誘う。続けて「皆さんを巻き込みながら『コードギアス』の世界に浸れたことがうれしかったです」とコメントした。

「コードギアス」シリーズへ初参加となる村瀬は「高校生のときに、当時は深夜に放送していたので親に隠れて観ていた」と思い出を語る。さらに、「すごく好きな作品だったので関われてうれしいというのと、ルルーシュやスザク、カレン、C.C.と一緒の場にいるんだというのがすごく不思議で、収録の後も疑い続けるくらい幸せな時間でした」とギアスファンとして興奮した様子を伝えた。

本作の注目ポイントを話す場面では、櫻井が「(スザクが)カレンと共闘するような今まで見られなかったキャラクター同士の繋がりも面白いと思います」とアピール。さらに自身の演じるスザクの見どころとして「ムチでしばかれるところ」と、予告映像でも公開されていたスザクが敵に囚われるシーンを挙げる。福山も「やっぱりしばかれるならムチですよね!」と話に乗っかり、村瀬も「古きよき伝統ですよ」と盛り上がり、櫻井を困惑させていた。

また舞台挨拶の終盤にはオープニング主題歌「この世界で」を歌う家入レオも登壇。家入は楽曲制作にあたって事前に映像をもらい視聴したことを明かし「すごく退廃的な“世界の果て”のような映像のスケール感に圧倒されて。自分もスケール感のある、無駄なものを一切省いたような、音数の少ない楽曲にしようと思いました」と同楽曲で作詞作曲を務めた尾崎雄貴へそのイメージを伝えたこと話した。

最後の挨拶では谷口監督がTVシリーズから応援してくれているファンへ感謝を述べ、さらに応援してくれるファンへ向け「これからギアスワールドを一緒に作り上げていく仲間だと思っています」とメッセージを贈った。櫻井は「冗談めかして話したところもありましたが、ともに歩いた年月分の思いは皆さんに届いているのではないかと思います」と思いを伝え、福山は「コードギアスが12年続いて、今新作を送り出せるのは皆さんの力のおかげだと思っています。映画を観ていただいた皆さんが、どういった言葉で、気持ちで語っていただくのかそれが楽しみでなりません」と期待を込め舞台挨拶は幕を閉じた。

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