「のび太の家」など藤子・F・不二雄ミュージアムに新展示、明日から一般公開

「のびたの家」より、のび太の部屋。

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が、館内2階にある「みんなのひろば」をリニューアル。本日1月24日、明日からの一般公開に先駆けて内覧会が行われた。

新展示として登場したのは、「ボールころころ大騒動(おおそうどう)」「のびたの家」「ギオンDEパチリ」の3つ。「ボールころころ大騒動」は横幅約8.5メートルの巨大からくり装置で、ころころと転がるボールの動きや、ボールと連動してモニターに現れる映像を楽しむことができる。「のび太の家」では野比一家が暮らす家を1/5スケールで再現。備え付けのiPadを部屋にかざすことで、キャラクターが現れて物語を展開する仕掛けも用意された。「ギオンDEパチリ」はマンガの登場人物になった気分が味わえる、擬音にフォーカスしたフォトスポットだ。

開館8年目となる同ミュージアムにおいて、「今までで一番大きなリニューアル」とされる今回の展示替え。本館の横には、多目的ホールを備えた3階建ての新棟「ドラミ棟」も増築された。挨拶に立った伊藤善章館長は「大変興味深い展示物ばかりです。今までと違った楽しみ方を、ぜひ多くの方にしていただきたい」と新展示を紹介。また「先生の作品を、いかに現在進行形の生きている作品にしていくのかというのが、我々にとって一番のポイント」と述べ、今回のリニューアルで得た経験や知識を、10周年の節目や今後の展示方法に活かしたいと話す。川崎市の加藤順一副市長は、リニューアルされた「みんなのひろば」について「遊び心溢れる空間。お子様から大人まで、まさしくみんなで楽しめる広場になっていると思います」とコメント。加えて「ドラミ棟」の多目的ホールで今後開催されるであろうワークショップ、イベントなどに期待を寄せた。

なお「みんなのひろば」リニューアルにあわせて、ミュージアムカフェには新メニューが登場。ミュージアムショップにも、ドラえもんとのび太が“おんなじ”ポーズや表情をしている場面を集めた「ON-Naji!」シリーズなどの新グッズがお目見えしている。

ミュージアムでは7月7日まで、企画展「『キテレツ大百科』×『ドラえもん』江戸時代の発明と未来のひみつ道具」第III期を開催中。3月9日からは映像展示室・Fシアターにて、辻村深月脚本による短編「ドラえもん&Fキャラオールスターズ『月面レースで大ピンチ!?』」を上映する。

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