「とある魔術の禁書目録」一方通行アニメ化&超電磁砲3期にファンの大歓声

「とある魔術の禁書目録III」ステージの様子。左2番目から阿部敦、井口裕香、佐藤利奈、新井里美、日高里菜、三木一馬。

去る10月7日に開催された「電撃文庫25周年記念 秋の電撃祭」にてTVアニメ「とある魔術の禁書目録III」のステージイベントが行われた。

TVアニメ第2期より8年ぶりの放送となる「とある魔術の禁書目録III」。今回のイベントには上条当麻役の阿部敦、インデックス役の井口裕香、御坂美琴役の佐藤利奈、原作小説の担当編集者・三木一馬が登壇した。阿部は「とある魔術の禁書目録II」からかなり間が空いてのオンエアとなったことへの思いを語り、登場人物たちがまだガラケーを使っていることへ言及し笑いを誘う。アフレコの話題では、キャストが一同に会するのはかなり久しぶりで、同窓会気分だったとキャスト3人が振り返っていた。

続けて「教えて三木先生」と題した三木氏への質問コーナーを実施。キービジュアルに描かれた、浜面仕上についての質問では、アニメ第2期終盤に少ししか登場していないキャラクターの活躍などが、第3期の注目ポイントとして挙げられる。さらにインデックスを演じる井口からは、新キャラクターと当麻が、新たなハーレムを築くのではないかといったメインヒロインならではの質問も飛び出す。スピンオフ作品「とある科学の超電磁砲」で、主役の美琴を演じる佐藤は、3期に佐天涙子の登場がまだないことを嘆いていた。

コーナーの最後に阿部が、昨年の「電撃文庫秋の祭典2017」にて発表された「とあるプロジェクト」について今後の展開を聞くと、三木氏が持ってきたという映像が流される。ファンの期待が高まる中、発表されたのは鎌池和馬原作による山路新「とある科学の一方通行」のアニメ化。悲鳴にも近い大歓声が起こる中、三木氏はキャラクターに魅力を感じてくれるファンがいてこそだとアニメ化について感謝を述べる。サプライズで登場した、ラストオーダー役の日高里菜はステージ裏で聞いた大歓声に感動した様子だった。

発表もひと段落したかと思われた会場に、今度は白井黒子によるおなじみのセリフ「ジャッジメントですの!」が響き渡る。会場に詰めかけたファンが期待を抱く中、前方のスクリーンに「とある科学の超電磁砲」第3期制作決定の報が流されると再び会場を大歓声が包み込む。シークレットゲストとして、白井黒子役の新井里美も登壇し、3期への期待を口にする。併せて公開されたキービジュアルに黒子の姿がないことには、何か言いたげな様子を見せるも、食蜂操祈が描かれたビジュアルから3期の展開を予想し盛り上がった。

アニメ「とある魔術の禁書目録」は鎌池和馬のライトノベルを原作とする学園異能バトルアクション。2008年に第1期、2010年に第2期が放送され、2013年には劇場版が公開された。スピンオフ作品である「とある科学の超電磁砲」も2度のTVアニメ化がされている。アニメ第3期「とある魔術の禁書目録III」はTOKYO MXほかにて10月より放送中だ。