「アニメータースキル検定」初開催、“動画”にスポット当て人材育成や技術継承目指す
一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟(NAFCA)が主催する「第1回アニメータースキル検定」の申し込みがスタート。東京、大阪、名古屋、福岡、新潟の5都市で11月9日に開催される。
アニメ業界が抱えるさまざまな課題を解決するため、2023年4月に設立されたNAFCA。「アニメータースキル検定」はNAFCAの事業の核の1つで、人材不足が叫ばれるアニメーターの技術継承や再教育を目的に行われる。アニメーターのスキルの中でも最も基本である“動画”にスポットを当て、「デッサン割検定」1級から4級、「トレス・タップ割り検定」1級から6級を設置。11月9日の第1回は「トレス・タップ割り検定」5級・6級が開催される。今回はすべての受検者の回答をプロのアニメーター・動画監督が採点し、フィードバックを含めて受検者に返送。アニメーターや制作・監督志望を志望する人はもちろん、学生や一般のアニメファンも受験できる。検定の公式テキストも9月上旬に発売予定だ。
また、検定を含めたNAFCAの活動費用のためのクラウドファンディングも9月30日まで実施中。リターンにはお礼メールから缶バッジ、麻宮騎亜や馬越嘉彦ら参加のイラスト集、アニメ制作会社の見学ツアーまで、金額に応じてさまざまな品が用意されている。