映画「ブルーピリオド」眞栄田郷敦のルームツアー動画 八虎の部屋の注目ポイントは 

動画「眞栄田郷敦の『ブルーピリオド』ルームツアーやってみた!in 八虎の部屋」より。

山口つばさ原作による映画「ブルーピリオド」より、主人公・八虎を演じる眞栄田郷敦が、八虎の父親役を演じたやす(ずん)とともに、八虎が美術を始める前の部屋を紹介する動画「眞栄田郷敦の『ブルーピリオド』ルームツアーやってみた!in 八虎の部屋」が公開された。

動画内で眞栄田は、八虎の部屋の注目ポイントとして色合いが落ち着いていることに触れ、「色合いが少ないのは八虎が自己表現が怖いことの現れだ」と解説。部屋全体を見渡し、カーテンやカーペット、小物に至るまで直線のもので構成されていることに気付くと、眞栄田は「最初不安要素が多い八虎だから、きっちりすることで安心する」と八虎の性格を表現した部屋であることを明かす。また靴の空き箱が多いことに注目し、「収集癖があるか分からないですけど、(八虎の)お母さんも実は空き缶をキッチンに集めている」と矢口親子の共通点をあげた。

細部にまで意味が込められていることに、やすが「素晴らしいですね」と感心する場面も。眞栄田はベッドの横に貼られた写真に目を向け、「ちょっとアーティスティックじゃないですか。やっぱり八虎ってこういう芸術だったり、センスが好きだったのかな。だからこそ美術だったのかな」と、絵画の世界にのめり込んでいく八虎のバックボーンの部分への考察を述べた。

さらにやすから「郷敦くんの部屋と違いはある?」と聞かれると、眞栄田は八虎に共感する部分が多かったと言い、「部屋の方向性は一緒なんですよね。僕の場合はもっと色ないですし、もっと色もモノクロとかで、全部直線で」とコメント。続けて注目ポイントであげた部分が自身の部屋の特徴と一致するようで「不安なのかもしれない(笑)」と話した。最後に眞栄田は、「美術を始める前の八虎が抱える不安を表現したいまの部屋が、美術と出会って考え方も変わるとともにどう変わっていくのか、劇場で是非確かめてみてください」と伝え、動画を締めくくった。

8月9日公開の「ブルーピリオド」は空気を読みながら器用に生きてきた高校2年生の八虎が美術と出会い、苦悩しながらも国内最難関の美術大学を目指す物語。原作は月刊アフタヌーン(講談社)にて連載中だ。

映画「ブルーピリオド」

2024年8月9日(金)全国ロードショー

スタッフ

原作:山口つばさ「ブルーピリオド」(講談社「月刊アフタヌーン」連載)
監督:萩原健太郎
脚本:吉田玲子
音楽:小島裕規“Yaffle”
配給:ワーナー・ブラザース映画

キャスト

眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、中島セナ、秋谷郁甫、兵頭功海、三浦誠己、やす(ずん)、石田ひかり、江口のりこ、薬師丸ひろ子