香山哲の最新作は衣食住への関心高まるファンタジー、「レタイトナイト」1巻
「ベルリンうわの空」などで知られる香山哲の最新作「レタイトナイト」1巻が、本日5月8日に発売された。
「レタイトナイト」は“生きるための旅”をテーマに、苦しい時代を懸命に生きる人々の冒険と、細やかな暮らしのプロセスを描く異世界ファンタジー。物語の舞台となる海に挟まれたザイ地域には4つの国があり、人々は国ごとにさまざまな暮らしを送っていた。主人公となるカンカンは、北方の国レタイトの集落に住む少年。生活に苦しむ人々や、町に漂う閉塞感を感じていたカンカンはある日、密かに外の世界に出てみようと考える。しかし、カンカンの計画は失敗。そして、カンカンと暮らす“わけあり叔父さん”マルが旅に出ることになり……。Webマンガサイト・路草で連載中だ。
香山は「魔法の世界の冒険漫画でありながら、生活のこまやかな部分、生きていく方法について描いています」とコメントで作品を紹介。続けて「楽しく読めるフィクションなのに、自分の衣食住への関心も高まるような、広く・長く読まれる漫画を目指しています」と綴った。
(c)Tetsu Kayama/TWO VIRGINS