西炯子も推薦、flowersの新鋭・笠原千鶴による温かな短編集「ボクんちの幽霊」

「ボクんちの幽霊」

新鋭・笠原千鶴が月刊flowers、増刊flowers(いずれも小学館)にて発表した短編を収めた単行本「ボクんちの幽霊」が発売された。

単行本にはデビュー作である「画家と助手」をはじめ、古びた図書館を守る司書と1人の少女が出会う「マルコの小さな図書館」、行きつけの映画館で老女が不思議な体験をする「マイ・スイート・シネマ」、引っ越した先の新居に住み着いていた“先客”と僕との日々を綴る表題作「ボクんちの幽霊」の4作が収められた。

単行本の帯には、西炯子から「生きていくうちに いつのまにかあなたが 心の中に埋めてしまっているものを そっと掘り起こして 手につつんで あたためる そんな 優しくて強い作品の花束」と、推薦コメントが寄せられている。