「SAND LAND」コミコンで開催のワールドプレミア参加者に鳥山明がメッセージ

映画「SAND LAND」ワールドプレミアより。左から原菜乃華、横嶋俊久監督、伊能昭夫氏。

鳥山明原作によるアニメ映画「SAND LAND」の世界最速ワールドプレミアが、去る7月21日にアメリカ・サンディエゴで行われたイベント「San Diego Comic-Con International(サンディエゴ・コミコン)」内で開催。来場者には鳥山からサプライズでメッセージが贈られた。

ワールドプレミアに集まったファンに向け、鳥山は「元々、コミックス1冊分という短編を、優秀な製作陣のアイデアと技術によって、クオリティの高い1本のアニメ映画として完成したのです。皆さんはなんと世界最速!でご覧になれるとのこと。ドラゴンボールとは異なる世界観を楽しんでいただければ最高です」とコメント。メッセージが読み上げられると、会場は大歓声と拍手に包まれた。

なおワールドプレミアには、横嶋俊久監督、集英社のドラゴンボール専門部署・ドラゴンボール室の室長で、「SAND LAND」のエグゼクティブアドバイザーを担当する伊能昭夫氏、イベントのスペシャルリポーターを務める原菜乃華が登壇。横嶋監督は「SAND LAND」が長編アニメーション監督デビューということもあり、思い入れの詰まった本編について「『SAND LAND』の上映にこんなにたくさんの人が集まってくれて、感無量です! サンディエゴコミコン最高!!」と熱く語った。ワールドプレミア前に「SAND LAND」ブースを体験し、自身もこのタイミングで初めて本編を観たという原は、上映後のインタビューで、「観終わった後の爽快感がすごくて、あたたかい気持ちにもなりましたし、1人ひとり出てくるキャラクターが全員魅力的で、たくさん笑えるところもあって、もうめちゃくちゃ面白かったです! 日本の皆さんもハマること間違いないと思います!」と太鼓判を押した。

鳥山明(原作者)メッセージ

サンディエゴコミコンの「SAND LAND」パネルにお集まりの皆さん、こんばんは、作者の鳥山明です。
「SAND LAND」という漫画は、砂漠を舞台に魔物と老人とミリタリーなど僕の好みのネタを詰め込んだ趣味性の強い最も好きな漫画作品です。
この20年以上前の作品が映像化されると聞いて「僕はとてもうれしいけど、なぜ今この地味な作品を…」とは思いましたが(笑)
元々、コミックス1冊分という短編を、優秀な製作陣のアイデアと技術によって、
クオリティの高い1本のアニメ映画として完成したのです。
皆さんはなんと世界最速!でご覧になれるとのこと。
ドラゴンボールとは異なる世界観を楽しんでいただければ最高です!
そしてこの僕の大好きな作品をドンドン広めてくださいね!

原菜乃華コメント

観終わった後の爽快感がすごくて、あたたかい気持ちにもなりましたし、1人ひとり出てくるキャラクターが全員魅力的で、たくさん笑えるところもあって、もうめちゃくちゃ面白かったです!

海外の反応について

映画を観ながら大きな声で一緒に笑ったり、敵を倒した後のシーンは全員で拍手したり、映画を共有してるんだなっていう一体感が会場全体に合って、すごく楽しかったです。

お気に入りのキャラクターについて

やっぱりベルゼブブが可愛いところもありつつ、やるときはしっかりやるカッコよさみたいなものがあって、ベルゼブブ推しになっちゃいました!
サンディエゴの皆さんと「SAND LAND」を観ることができて、すごく楽しかったですし、幸せな空間でした。
笑えるシーンもいっぱいありますし、魅力的なキャラクターもたくさんいて、世界観や色彩も本当に素敵なので、日本の皆さんもハマること間違いないと思います!

映画「SAND LAND(サンドランド)」

2023年8月18日(金)全国東宝系で公開

スタッフ

アニメーション制作:サンライズ、神風動画、ANIMA
配給:東宝
監督:横嶋俊久
ディレクションアドバイザー:神志那弘志
脚本:森ハヤシ
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟

キャスト

田村睦心、山路和弘、チョー、鶴岡聡、飛田展男

(c)バード・スタジオ/集英社 (c)SAND LAND製作委員会