不眠がちな女性が深夜に見る夢…ながしまひろみ「わたしの夢が覚めるまで」

「わたしの夢が覚めるまで」

ながしまひろみの単行本「わたしの夢が覚めるまで」が、本日5月18日に発売された。帯には「三拍子の娘」の著者・町田メロメ、フリーアナウンサー・女優の宇垣美里がコメントを寄せている。

一人暮らしの会社員・そのは、小さい頃から眠ることが好き。しかしいつからか、夜中の3時ぴったりに目が覚めてしまうようになった。二度寝するまでの間、彼女は浅い眠りの中で見た夢をうとうとと思い出す。夢の中に登場する知人や家族の言葉は、まるで何かの暗示のようで……。ダヴィンチWebで発表されたオールカラー作品で、単行本には合計24ページの描き下ろしエピソードも収録。

「わたしの夢が覚めるまで」について、町田は「この世の誰しもときどき真夜中に別の世界を旅している、なんて夢のような話だけど、この漫画はその夢が迷わず朝に辿り着くための良き友人になってくれる事でしょう」、宇垣は「自分の願いが反映された夢を通し、現実を見つめ直せば、やり場のない切なさがしみじみと心に染みる。丁寧な質感と柔らかな色合いで描かれた世界は優しく温かいのに、どこか寂しくてたまらなくなった」と綴った。