松本零士の“原点”「セクサロイド」完全版、新谷かおる&板橋克己のインタビューも

「セクサロイド 完全版」発売の告知ビジュアル。

松本零士「セクサロイド」の完全版の上下巻が、本日4月28日に発売された。

「セクサロイド」は1968年、主に少女マンガ誌で執筆していた松本が30歳にして初めて青年マンガ誌で描いた、原点とも言われる長編SFマンガ。「セクサロイド 完全版」はB5判で刊行され、カラーページは当時の色合いが再現されている。また上巻には単行本に収録されなかった「新・セクサロイド」第1話と、最初の単行本化の際にお蔵入りとなった第1話を収録。さらに当時の松本のインタビューが再編集して掲載され、元アシスタントである新谷かおるが当時の思い出を語ったインタビューページも設けられた。

下巻では「新・セクサロイド」の第2話と第3話を再録。記事ページでは松本が「松本美女誕生のルーツ」を振り返り、その秘密を語っている。また松本のアシスタントを務めた、メカデザイナーである板橋克己のインタビューも収められた。

そのほか上下巻にイラスト集が付属する「スペシャルセット」も同時発売。イラスト集には「セクサロイド」のユキはもちろん、メーテル、エメラルダス、「1000年女王」の雪野弥生など、おなじみのキャラクターがフルカラーで掲載された。またハヤカワ文庫のカバー絵や口絵、カレンダー用に描き下ろされたイラストなども収録されている。