アニメ「ドラえもん」星野源ら選出のエピソード放送、短編「のび太の恐竜」もアニメ化

「のび太の恐竜」場面カット

9月5日放送のTVアニメ「ドラえもん」では、「50周年だよ!ドラえもん誕生日スペシャル!」が展開される。

今年で連載50周年となる「ドラえもん」。本日9月3日にはドラえもんが誕生日を迎えた。これらを祝して放送される「50周年だよ!ドラえもん誕生日スペシャル!」には、オープニングテーマを担当する星野源が登場。ドラえもんの誕生日をお祝いするべく、数あるエピソードの中からオススメのエピソードを紹介し、そのうちの1本が新作アニメとして放送される。星野が選んだのは「ウルトラミキサー」。2つのものをミックスして1つの物体にしてしまうひみつ道具・ウルトラミキサーを巡り大騒動が勃発するストーリーだ。番組では星野による「ドラえもん」の思い出も語られる。

また“ドラえもん博士”を自称するほど「ドラえもん」が好きな高嶋ちさ子が選んだストーリー「ムードもりあげ楽団」も登場。同作はさまざまな場面にぴったりの音楽を奏でて雰囲気を盛り上げてくれるひみつ道具・ムードもりあげ楽団をフィーチャーしたエピソードで、今回は劇中の音楽が新たに収録された。さらに高嶋は好きなキャラクターとして挙げているジャイアンにちなんだクイズに挑戦する。

そして今回の誕生日スペシャルでは「ドラえもん」50周年を記念し、「映画ドラえもん」シリーズの原点となるエピソード「のび太の恐竜」をアニメ化。「のび太の恐竜」はこれまでに「映画ドラえもん のび太の恐竜」、「映画ドラえもん のび太の恐竜2006」と2度にわたり映画化された作品の原点となる短編で、のび太と首長竜・ピー助の交流を描いた物語だ。ピー助の声は久野美咲が担当。久野は「アフレコ前日は、映画も観返して、ピー助の気持ちと向き合いました。緊張でなかなか眠れなかったのですが、アフレコがいざ始まると、ドラえもんやのび太をはじめ、キャストの皆さんが世界観をしっかり創ってくださっているお陰で、私自身もスッとドラえもんの世界に入り込むことができました」とコメントしている。そのほか番組ではクイズに答えて賞品が当たるコーナー「ドラえもん50周年チャレンジ」も展開される。

久野美咲(ピー助役)コメント

節目の年の誕生日スペシャルに参加が決まったときの心境

とてもとても嬉しかったです…!! 私自身も幼い頃からずっとドラえもんと一緒に育ってきたので、記念すべきお誕生日を一緒にお祝いできるようで、とても幸せな気持ちになりました。

ピー助役を演じるにあたり考えたことや、収録で感じたこと

元々映画の「のび太の恐竜2006」を観たことがあったので、ピー助のことも知っていました。まさか自分がピー助を演じられると思っていなかったので、とても驚きましたし、すごく嬉しかったです。
それと同時に、ドラえもんファンの皆さんに人気のあるお話である分、責任を持ってしっかり演じなければいけないなとも思いました。
アフレコ前日は、映画も観返して、ピー助の気持ちと向き合いました。緊張でなかなか眠れなかったのですが、アフレコがいざ始まると、ドラえもんやのび太をはじめ、キャストの皆さんが世界観をしっかり創ってくださっているお陰で、私自身もスッとドラえもんの世界に入り込むことができました。
わからない所があっても、スタッフさん方がわかりやすくディレクションしてくださったので、皆さんと一緒に、すごく丁寧に真心を込めてピー助を創ることができました。

ドラえもん声優キャストの方々との共演について

新型コロナウイルス感染対策のため、それぞれひとりずつのブースで皆さんと同時にアフレコしていたので、キャストの皆さんの声はヘッドフォン越しに聴こえてきました。「普段テレビから聴こえてくる声だ!!」と思って感動してしまいました…!!
アフレコが終わった後、ロビーでドラえもん役の水田わさびさんが「ピー助、素敵だったよ。」と、優しく話しかけてくださいました。ちゃんとできているのか不安だったので、水田さんにそう言っていただけて、とても嬉しかったです…!!

自身にとって、ドラえもんはどのような存在?

幼い頃からアニメを欠かさず観ていて、友達とよく「ぼくドラえもん」の歌を歌っていました。ただ、歌詞の「ホンワカパッパ」の部分が難しくて歌えなくて(笑)。「ドラえもーん、ドラえもーん♪ほんわわわっわ~ほんわわわっわ~♪」と歌ってごまかしていました(笑)。

視聴者へメッセージ

このお話は、友達や家族と普段何気なく一緒に過ごせることは、とても大切なことなんだと気付かせてくれると思います。このお話をきっかけに、改めて友達の大切さ、そして一緒に時間を過ごせる尊さを感じて、皆さんが毎日を幸せいっぱいに過ごせることを願っています。

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