会田薫の新連載「らくごのこ」才能に悩む青年が歩む芸の道、舞台は昭和30年の落語界

「らくごのこ」第1話の扉ページ。(c)会田薫/コアミックス

会田薫の新連載「らくごのこ」が、本日1月24日発売の月刊コミックゼノン3月号(コアミックス)で開始した。

「らくごのこ」は、昭和30年代の落語界を舞台にした噺家一代記。戦後の復興を遂げ日本は豊かになったが、娯楽の多様化により落語の人気は低迷していた。しかし花乃家梅の丞の出演する寄席は、彼の麗しい容姿を目当てにした女性客で連日満員。ちやほやされて浮かれるなと先輩落語家から叱責を受けても、客が入っているのは自分のおかげと強気な態度をして見せる梅の丞だったが、自分に落語の才能がないことは自覚していた。そんな梅の丞と、落語家を目指す少女すず梅の出会いから物語は始まる。