「新千歳空港国際アニメーション映画祭」昨年に続き11月下旬開催、新部門を設置
「第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」が、11月20日から24日まで北海道・新千歳空港ターミナルビルで開催される。
「空港全体で発信する、空港だからできる映画祭」をテーマに、2014年にスタートした「新千歳空港国際アニメーション映画祭」。2025年開催の第12回では会期5日間で延べ3万人以上を動員した。映画祭の主軸であるコンペティション部門の作品募集は、4月20日にスタートする。コンペティション部門には、「NEW CHITOSE 30 Seconds部門」として実施されてきた空港内デジタルサイネージでの放映枠を再編した「NEW CHITOSE デジタルサイネージ部門」を新たに設置。ループ作品を含む15秒または30秒のアニメーション作品を募集する。
またデジタルサイネージ部門は、2027年1月16日から2月21日まで開催される札幌国際芸術祭2027との連携プログラムを実施。同部門の入選作品は札幌国際芸術祭2027の会期中、夕方以降に札幌市資料館での屋外プロジェクションのプログラムの一環として上映される。
小野朋子(映画祭チーフディレクター)コメント
新千歳空港がある千歳市は、今年2026年10月22日に空港開港100年を迎えます。当時の千歳村に鉄道の駅が建設されたことをきっかけに、現在の北海道新聞社の前身である小樽新聞社が村への旅行を計画しました。村民に飲食の手配を依頼したそのお礼として、新聞社が所有する飛行機から宣伝ビラを撒くという計らいがありました。その飛行機をなんとか間近で見ようと、村民たちが協力し、わずか2日間で原野に一本の着陸場を造成。これが、空港開港の起源とされています。
この起源の魅力は、一致団結して取り組んだ事実だけではありません。今いる世界の外にある見知らぬ何かと出合いたいという衝動に、今から100年も前の先人たちの姿を重ねるとき、そこに実に人間くさい親近感を見出すことです。
新千歳空港国際アニメーション映画祭は、設立当初、映画祭運営経験を持つ者がいない状態から出発し、手探りでここまで継続してきました。既存の枠組みを更新し続ける試みと、ここに集う作品がもたらす多様な視点の交差が、この独自のプラットフォームを形作ってきました。その根底には、まだまだ出合っていないアニメーション表現が世界には存在するという発見の高揚があります。分断や対立が強まる時代においても、この場では多様な声や視点が当たり前に交差し続けること。その可能性を、私たちは信じ続けています。
今年の映画祭コンペティション部門では、昨年までの「30 Seconds部門」を改めた「NEW CHITOSE デジタルサイネージ部門」において、札幌国際芸術祭2027との連携プログラムを実施します。入選作品が映画祭の外へと広がり、芸術祭と映画祭を横断する新たな動きが生まれることを期待しています。
「今」を見て「次」をつくる映画祭が、今年も始まります。また初冬、第13回の映画祭で皆様とお会いできることを楽しみにしています。
「第13回 新千歳空港国際アニメーション映画祭」
開催日程:2026年11月20日(金)~11月24日(火)
会場:北海道 新千歳空港ターミナルビル(新千歳空港シアターほか)
