「忘却バッテリー」先行上映イベントで宮野真守が大暴走、パイ毛を連発し全身で表現

左から梶裕貴、宮野真守、増田俊樹、島崎信長、阿座上洋平。

みかわ絵子原作によるTVアニメ「忘却バッテリー」の先行上映会が、本日3月10日に東京・丸の内ピカデリーで開催された。上映後にはキャストによるトークショーが実施され、清峰葉流火役の増田俊樹、要圭役の宮野真守、藤堂葵役の阿座上洋平、千早瞬平役の島崎信長、山田太郎役の梶裕貴が登壇した。

和気あいあいとにぎやかな雰囲気で登壇したキャスト陣たち。先行上映会で上映された1話から2話までのお気に入りのシーンを聞かれると、阿座上は要が葉流火に野球を一緒にやろうと誘いかけるシーンを挙げる。群像劇でもある「忘却バッテリー」だからこその、いろんな思いが交差している印象的なシーンであることを述べると、宮野と増田も同意していた。続いて島崎は千早と藤堂がライバルである葉流火に名前を覚えられたシーンを回答。悔しい思いをしながらも、やはり“野球バカ”であるがゆえに強い人から名前を覚えられてうれしかった千早たちの気持ちを推察していた。

山田と要、葉流火が初めて会うシーンを挙げたのは宮野と梶。要の登場シーンということもあり、宮野が要としてボケ続けていると随時梶が鋭くツッコむ様子が見られた。そのうえで、宮野は梶が山田のモノローグでのツッコみをうまく演じていると称賛。長年の付き合いを感じさせるそのツッコみ具合に、梶も日頃のやり取りが生かされていると笑いながら述べ、さらにモノローグと実際のセリフとの切り替えの難しさについても語った。

アフレコ現場の雰囲気を聞かれたキャスト陣。真っ先に宮野が殺伐としているとボケると登壇者全員からツッコミが入り、今回のイベントのように和気あいあいとした楽しい現場であると訂正される。楽しい現場ではありながら、時折その勢いに振り落とされる恐怖を感じるとこぼしたのは阿座上。アフレコ現場ではアドリブも多かったうえに、アドリブはキャスト同士で話し合って決めるというものだったようで、阿座上は宮野から振られるアドリブにいつも怯えていたと告白した。

またアフレコ現場では宮野真守が暴走しているとタレコミも。アフレコ時、ノイズを立てないように皆一生懸命動きに気をつけている中、宮野だけはボケのセリフを言い終えたタイミングですぐに梶のほうを振り向いていたという。その一挙手一投足があまりにも要圭であることに、梶からは要を演じるべくして生まれてきたのではないかと言われていた。

その後、初解禁であるオープニング映像とエンディング映像の上映をかけたミニゲームが行われる。まず展開されたのは以心伝心ゲーム。お題に対して、キャスト陣がそれぞれフリップを使用して回答し、答えがかぶるごとにポイントがもらえるというルールで行われた。第1問は「野球でやってみたいポジションは?」。俺の気持ちになってほしいという宮野の発言により、キャスト陣は困惑しながらもそれに則り回答していく。結果は増田、阿座上、島崎、梶ともに宮野の意図を汲み取って「キャッチャー」と回答。この時点で苦い顔をしていた宮野の回答は「右サイドベンチ」。実際の高校時代に野球をやっていたときのポジションだったようだが、この回答にはキャスト陣からの顰蹙を買っていた。

続いてNGワードゲームが行われる。各キャラクターの魅力を20秒以内で伝える中で、それぞれに割り当てられたNGワードを口にすると手持ちのポイントが減っていくというものだ。NGワードは増田が「天才」、宮野が「パイ毛」、阿座上が「ヤンキー」、島崎が「メガネ」、梶が「普通」。梶はそつなく山田の説明をこなす。一方島崎は千早の説明をしていく中で会場がざわめく様子から「メガネ」がNGワードと勘づき、わざと「メガネ」を連発することによって、ポイント減少に大いに貢献していた。宮野はすでにわかりきったかのような表情で、パイ毛という単語のみを発し全身でパイ毛を表現し会場を笑いに包んだ。増田、阿座上もそつなく説明を終え、ゲームはパイ毛とメガネの連発により-31ポイントという結果に終わった。

これではPVを上映できないということで、救済措置として作中のギャグを全力で披露しながらV振りをすることで上映可能とすることに。ここでも宮野は大暴走し、自分以外のキャストたちにそれぞれ「パイ毛」を披露してと促す。話し合いの結果、梶が「パ」、島崎が「イ」、阿座上が「毛」、そして増田は顔を披露するという流れに。キャスト陣がそれぞれ気合の入った「パイ毛」と顔を披露したことによって、無事に会場でPVが上映されることになった。

最後はキャスト陣1人ひとりから挨拶が述べられる。梶はオープニングテーマ「ライラック」について、花言葉を調べてきたという。ライラックの花言葉は「友情」「思い出」「謙虚」「純潔」ということで、いかにも「忘却バッテリー」らしいと感慨深そうに述べる。両方の胸元に紐がデザインされている衣装を着用して登場した島崎は、今後も「忘却バッテリー」のイベントに登壇する際はこの「パイ毛」の服を着て登壇したいとボケをかます。阿座上は宮野の芝居の情報量が多すぎると笑顔で言いながらも、作品から青春を取り戻すような気持ちで演じていると述懐した。

宮野はアニメ作品としての出来のよさや、スタッフ、キャストが一丸となって制作に取り組んでいることに言及し、記憶喪失という現象にも向き合いながら演じていきたいと心意気を述べる。増田もアニメの出来については太鼓判を押しており、その泣き笑いのバランスのよさ、追体験できるほどのクオリティの高さを推し、イベントは笑顔に包まれながら閉幕した。

「忘却バッテリー」は、怪物バッテリーとして全国の強豪校からスカウトを受けていた清峰葉流火と要圭のコンビを描く物語。4月9日にテレ東系列にて放送スタートする。

TVアニメ「忘却バッテリー」

テレ東ほか:2024年4月放送開始

スタッフ

原作:みかわ絵子(集英社「少年ジャンプ+」連載)
試合制作:高嶋栄充
監督:中園真登
シリーズ構成:横手美智子
副監督:飯田剛士
キャラクターデザイン:長谷川ひとみ
アクション作画監督:立中順平、徳丸昌大
美術監督:船隠雄貴
色彩設計:中野尚美
撮影監督:川下裕樹
3D監督:小川耕平
編集:吉武将人
音楽:菊谷知樹、山崎寛子
音響監督:名倉靖
音響効果:長谷川卓也
制作:MAPPA

キャスト

清峰葉流火:増田俊樹
要圭:宮野真守
藤堂葵:阿座上洋平
千早瞬平:島崎信長
山田太郎:梶裕貴
土屋和季:山谷祥生
国都英一郎:大塚剛央
巻田広伸:石井マーク
桐島秋斗:河西健吾

※島崎信長の崎はたつさきが正式表記。

(c)みかわ絵子/集英社・KADOKAWA ・MAPPA