「すずめの戸締まり」で松村北斗が声優初挑戦、すずめと旅する“閉じ師”の青年に

左から新海誠監督、松村北斗。

新海誠が原作・監督・脚本を務める劇場アニメ「すずめの戸締まり」で、“閉じ師”の青年・宗像草太役を松村北斗(SixTONES)が演じることが発表された。

閉じ師は“災い”をもたらす扉を閉めることを使命とする存在。草太は日本各地に現れる扉を探す旅をしており、九州にて扉のある廃墟に向かう途中ですずめと出会い、突如扉から現れた災いに立ち向かうことになる。また草太はある出来事をきっかけに、これまで予告映像などにも登場していた“すずめの椅子”に姿を変えられてしまうことも明らかになった。

新海は松村の声の美しさの源泉は「内面の豊かさ」であるとし、「表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です」とコメント。「すずめの戸締まり」で声優に初挑戦した松村は、「アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」と収録を振り返るとともに、「僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。草太は神と人間の融合体みたいなイメージと監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています」と語った。

なお本日9月6日21時から、東宝の公式YouTubeチャンネルにて特別番組「In Front Of The Door」がプレミア公開されることも決定。番組には岩戸鈴芽役の原菜乃華と松村、新海監督の3人が登場し、作品について語るとともに宗像草太の紹介映像も解禁される。

「すずめの戸締まり」は日本各地の廃墟を舞台に、災いのもととなる“扉”を閉めていく17歳の少女・岩戸鈴芽の解放と成長を描くロードムービー。11月11日に公開される。

松村北斗コメント

新海監督の作品に出演させていただくというのは想像の出来ない事でしたが、出演が決まってプレッシャーと興奮が織り交ざった不思議な気持ちです。新海監督とはオーディションの際に初めてお会いしましたが、作品から感じる人柄そのままの穏やかな方で、オーディションでもアフレコでも声を褒めてくださったことが凄く嬉しかったです。アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習しても出来ない事もいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことが出来ました。
僕が演じる宗像草太は、監督の作品では観たことが無いキャラクターだったので、僕としても聞いたことのない声色が出せたらいいなと考えて、監督とも色々お話させていただきました。
「草太は神と人間の融合体みたいなイメージ」と監督がおっしゃっていたので、いつもよりは少し低い声を当てています。
草太はあることによって椅子に姿を変えられてしまうのですが、それによってヒロインのすずめとのコミカルな掛け合いも多くて、実際にアフレコしていて楽しかったです。
今作は、身近にある現実や日常がベースで、その中にファンタジーとユーモアが織り交ざっている、監督の今までの細胞のすべてが集まった作品だと思います。
おもしろくないわけがないんです。僕自身、この物語に触れて、今まで解釈していたものの幅が広がり、自分の人生やこの世界が更に興味深いものになりました。映画でしか、アニメでしか描けない作品で、観た方すべてがこの日常の中で奇跡を味わえると思うので、多くの方にこの体験を味わってもらいたいなと思います。

新海誠監督コメント

松村北斗くんの声の美しさは、彼の内面の豊かさが源泉だと思います。
表現への追及と、絶え間ない内省と、切実な使命感。北斗くんのそういう精神性が、草太というキャラクターにぴったりと重なりました。彼の声の芝居は鮮烈です。どうか楽しみにしていただけますように。

「すずめの戸締まり」

2022年11月11日(金)全国東宝系にて公開

スタッフ

原作・脚本・監督:新海誠
キャラクターデザイン:田中将賀
作画監督:土屋堅一
美術監督:丹治匠
製作:「すずめの戸締まり」製作委員会
制作プロデュース:STORY inc.
制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
配給:東宝

(c)2022「すずめの戸締まり」製作委員会