「ちはや」3期に瀬戸麻沙美「やるきまんまん!!」、宮野&細谷は“やっと”仲良しに

左から宮野真守、瀬戸麻沙美、細谷佳正。

末次由紀原作によるTVアニメ「ちはやふる」第3期のメインキャストによる記者会見が、本日7月2日に都内で開催。会見には綾瀬千早役の瀬戸麻沙美、真島太一役の宮野真守、綿谷新役の細谷佳正、総括プロデューサーの中谷敏夫氏が出席した。

2011年、2013年にTVアニメ化され、約6年の時を経て第3期が10月にスタートするアニメ「ちはやふる」。本日の会見はキャスト陣が「ちはや」の文字を使い、あいうえお作文形式で本作への思いを述べていく。3人はかるた風のフリップを受け取り、「難しい!」と嘆きながらペンを進めていった。

まず宮野は「やっと仲良くなれたね細谷さん」と発表。これまで仲が悪かったわけではないと否定しながら、時間の経過を経て距離が縮まったと明かす。続く瀬戸は「は」を「ほ」に書き換えるという自由っぷりを発揮し、「ほそやさん みやのさん よろしくね」と声をかける。そんな2人のコメントを受けるように、細谷は「ちゃんとコミュニケーション取りいく」と回答。アニメ2期までは福井弁の予習に追われ、周りのキャストとコミュニケーションを取る余裕があまりなかったとのことで「アニメ3期では、宮野さんや周りのキャストとも少しずつ話をするようになり、コミュニケーションが取れるようになりました」と語った。

次は何を書こうか悩んでいる様子の瀬戸と細谷に対し、宮野はペンが止まらない。細谷が硬水にハマっていることや、一緒のお風呂に入ったというエピソードをフリップで次々披露していく。ここで黙々とペンを進めていた瀬戸が「やっぱり3期もかるたバカ」と真面目に回答。それを受け宮野は「ち」の文字をしっかり使い、「ちゃんとしてんな」と瀬戸を賞賛した。

また細谷は、後日公開されるキービジュアルについて「はかなさはない」と言及。その理由について「逞しさはありますが、儚さは一切ないです(笑)」と話す。また現場について「やじうまが多い」とフリップに書き、「アフレコスタジオに関係者の見学者が非常に多い現場で、多くの方に注目されている作品なのだなと感じました。収録している姿を見られるのは少し恥ずかしいですね」と述べた。

宮野だけ用意されていたフリップが足なくなる一幕もありながら、いよいよ最後の回答へ。MCから「意気込みを」と求められるが、宮野は「ちはやふる3 綿谷新役の」「はさやよしまさです! みんな」「やろっさ! かるたやろっさー!」と答える。自分の名前を“はさや”に変えられてしまった細谷は、次の瀬戸にしっかり締めてもらうこと期待。瀬戸は細谷の思いを汲み取り、「ちはやふる3 おもしろいのでみてください」「ばっちりしっかりよろしくね」「せとやるきまんまん!!」と文字を再び書き換えながらもきれいにまとめた。

またイベントでは中谷総括プロデューサーから、本作についての解説も。「今から8年前にアニメーションの1期が放送されまして、シリーズとしては3作目。少女マンガという難しいジャンルで3期までこぎつけたのは、読者や視聴者の皆さんのアニメ再開を望む声が大きかったからです。当初のキャストを揃えるとなると、それだけでもすごく大変です。またスタッフもみんな一流になり、集まってもらうのはとても大変でした。それを乗り越えて、当時の気持ちで、また同じメンバーで作品を作ってまいりたいと思います」と気概を述べた。

「ちはやふる」は、競技かるたに情熱を懸ける高校生たちの友情・恋愛・成長を描いた青春ストーリー。原作はBE・LOVE(講談社)にて連載中だ。

TVアニメ「ちはやふる3」

2019年10月より日本テレビ「AnichU」枠ほかにて放送開始

スタッフ

原作:末次由紀『ちはやふる』(講談社 「BE・LOVE」連載)
監督:浅香守生
アニメーション制作:マッドハウス

キャスト

綾瀬千早役:瀬戸麻沙美
真島太一役:宮野真守
綿谷新役:細谷佳正
ほか

(c)末次由紀/講談社・アニメ「ちはやふる」プロジェクト2019