辻村深月の本屋大賞受賞作を武富智が描く、「かがみの孤城」がUJで始動

「かがみの孤城」第1話の扉ページ。(c)辻村深月/ポプラ社 (c)武富智/集英社

辻村深月原作による武富智の新連載「かがみの孤城」が、6月19日発売のウルトラジャンプ7月号(集英社)にてスタートする。

「かがみの孤城」は2018年本屋大賞第1位や、ダ・ヴィンチ(KADOKAWA)の「BOOK OF THE YEAR 2017」小説ランキング第1位などさまざまな賞を獲得した辻村による同名小説のコミカライズ。学校に居場所のない不登校の少女・こころが、自分と似たような境遇の少年少女が集められた不思議な建物を訪れたことから始まる。

連載開始に際し、辻村は「武富さんの美しい絵と表現をいただいて、ウルトラジャンプにこころと“オオカミさま”が読者の皆さんを迎えにきました。ここが『かがみの孤城』です。どうか皆さん、楽しんでいってくださいね!!」とコメント。初めて原作付きのマンガを連載する武富は、「原作を読まれた方の数だけその世界があると思いますが、漫画版もシーンをひとつひとつ、大切に作っていきたいと思います」と語った。

辻村深月コメント

『かがみの孤城』を書いていた時に思っていたのは、とにかく、読んでくれた人たちにどんな現実があったとしても、この本を開いている間は、主人公・こころたちと友達になってこの城で心穏やかに過ごしてほしい、ということでした。武富さんの美しい絵と表現をいただいて、ウルトラジャンプにこころと“オオカミさま”が読者の皆さんを迎えにきました。
ここが『かがみの孤城』です。
どうか皆さん、楽しんでいってくださいね!!

武富智コメント

初めての原作つきでの漫画となります。それがこの『かがみの孤城』である事がとても嬉しく、光栄であり、同時に今プレッシャーと戦っている最中です。原作を読まれた方の数だけその世界があると思いますが、漫画版もシーンをひとつひとつ、大切に作っていきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します!