「ルーのうた」がアヌシー映画祭でグランプリ、「この世界の片隅に」は審査員賞

アヌシー国際アニメーション映画祭2017の様子。右は湯浅政明監督。

ねむようこがキャラクター原案を担当したアニメ映画「夜明け告げるルーのうた」と、こうの史代原作のアニメ映画「この世界の片隅に」が、フランス現地時間6月17日にアヌシー国際アニメーション映画祭2017にて賞に輝いた。

カンヌ国際映画祭から独立する形で1960年に設立されたアヌシー国際アニメーション映画祭は、長編・短編部門、テレビ部門、コマーシャル(受託作品)部門などに分かれている。「夜明け告げるルーのうた」は長編部門での最高賞にあたるクリスタル賞を受賞。「この世界の片隅に」は長編部門での審査員賞に選出された。

なお長編部門のグランプリを日本の作品が受賞するのは「平成狸合戦ぽんぽこ」以来、22年ぶりとのこと。「夜明け告げるルーのうた」の監督を務めた湯浅政明監督は、「スタッフキャストの皆様おめでとう!! 応援してくださった方々もありがとうございます。良かった!!」と喜びの声を寄せている。