萩尾望都が旭日中綬章を受章「漫画に関わる全ての方にお礼申し上げます」

月刊flowersで発表された「ポーの一族 秘密の花園」の2巻。

萩尾望都が2022年秋の旭日中綬章を受章。月刊flowers(小学館)の公式サイトでは萩尾のコメントが公開されている。

萩尾は2012年に少女マンガ家で初となる紫綬褒章を受章し、2019年には文化功労者に選出、2022年にはアイズナー賞でコミックの殿堂(The Comic Industry’s Hall of Fame)を受賞するなどしてきた。今回の受章について「驚くと共に身の引き締まる思いです」と心境を述べながら、「女性及び少女漫画は文化の歴史で捉えても面白く、まだまだ研究の余地があると思います。多くの先人達や同胞のおかげでこの度の叙勲があり、またこの受章が後輩達への希望と励みになりますよう願っています」とコメント。さらに「漫画に関わる全ての方にお礼申し上げます」と感謝した。

萩尾は1949年5月12日生まれ、福岡県大牟田市出身。日本SF作家クラブ、日本漫画家協会に所属している。1969年「ルルとミミ」でデビューし、主な代表作は「ポーの一族」「トーマの心臓」「11人いる!」など。現在は月刊flowersで「ポーの一族」の最新エピソードを連載中だ。

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