ドラマ「シジュウカラ」追加キャスト発表、物語の鍵を握る橘千秋の母親役に酒井若菜

酒井若菜

坂井恵理原作によるドラマ「シジュウカラ」に、酒井若菜、入山法子、和田光沙が出演することが発表された。

酒井が演じるのは、主人公の綿貫忍と18歳差の恋に落ちる美しい青年・橘千秋の母親・橘冬子。綿貫家とは何の関係もない人物のはずだが、実は物語の重要な鍵を握っているという役どころだ。入山が演じるのは忍がアシスタントをしていた人気マンガ家・杜殿津マリ。和田は冬子が働くスナックの店員・御子柴涼子役を務める。キャスト3人からはそれぞれコメントが到着した。

ドラマ「シジュウカラ」は2022年1月7日にテレビ東京系「ドラマ24」枠で放送スタート。筆を折る決意を固めていた売れないマンガ家・綿貫忍の40歳からの夢と仕事、恋愛模様が描かれる。

酒井若菜(橘冬子役)コメント

「シジュウカラ」の原作または台本を読んだ感想

生々しいファンタジーとも、奇跡的なリアルとも取れる、多面的な世界でした。また、全員がどこかヒリヒリしているのも印象的でした。原作を読んでいたのですが、私は特に冬子という人物の危なっかしさ、不器用さ、報われない姿に惹かれていました。「ドラマ版に冬子は出ますか? 私に演じさせていただけませんか」と自分から志願してこの役を演じさせていただくことになりました。

自身の役を演じるにあたっての思い、演じてみての感想

冬子は、すべてのことに対し線引きがうまくできない女性です。
このドラマの大きなテーマは、主人公にある日突然訪れる“セカンドチャンス”ですが、一方、主人公と同世代の冬子にはセカンドチャンスが訪れません。頑張っても頑張っても報われない。諦めても諦めても大切なものだけ消え失せない。
役者はどんな役でも、自分だけは役に寄り添いたい、味方でいてあげたい、と思うものですが、今回は、冬子だけはきっと私の味方でいてくれる、と思いながら演じています。

視聴者へのメッセージ

人には人の事情があります。誰もがみな、やりきれない想いを隠しながら生きているのならば、このドラマが少しだけ心の蓋を開けてくれるでしょう。漏れ伝う登場人物たちの細やかなあれこれが、少しでも皆さんの日常に寄り添うことができれば幸せです。

入山法子(杜殿津マリ役)コメント

「シジュウカラ」の原作または台本を読んだ感想

「わたし、このままでいいのか?」「なんのために生きてたっけ」という投げても返ってこない思いは、自分のことだからこそ、流すこともできるし、隠すことも忘れることもできる。でも、自分のことだからこそ、自分しか、真剣に、真正面から向き合うことはできないし、でもそれだけじゃだめだし……。人生って、運命って、不思議だよなぁと改めて感じました。

自身の役を演じるにあたっての思い、演じてみての感想

第一印象は、友達になりたい!でした。笑
衣装合わせのときに、マリのビジュアルをスタッフの皆さんが楽しんで作ってくださるのを感じて、そんなふうに考えていただいているのがとても嬉しく、わたしも楽しんでやっちゃおう!と思いました。
彼女の深さや軽やかさに敬意を持って演じたいと思っています。

視聴者へのメッセージ

自分が選んで決めた人生は、過去に思い残しても、未来が不安でも、間違いじゃないと思います。
生きる人へ。寄り添ったり、背中を押したり、そんな作品になりますように。

和田光沙(御子柴涼子役)コメント

「シジュウカラ」の原作または台本を読んだ感想

脚本を読んで、人間は年齢や性別や境遇に関係なく、いつだってチャーミングだ!と思いました。主人公は、
昭和の香りが漂う奥ゆかしさを持ちながら、どこか楽観的で強さと生命力に満ちた女性。
世代も価値観も違う登場人物たちが、絡み合いながら、自分の道を探しています。

視聴者へのメッセージ

分かり合えないからこそ、繋がれる。
“シジュウカラ”これから迎える人も、歩んできた人も、真っ只中の貴方も、心が熱くなる物語り。ぜひ楽しんでください!

ドラマ24「シジュウカラ」

テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ 九州放送:2022年1月7日(金)より毎週金曜24:12~

スタッフ

監督:大九明子、成瀬朋一、上田迅
脚本:開真理
漫画監修・漫画協力:坂井恵理、ねこしみず美濃、鹿島麻耶
漫画協力(五十音順):イシデ電、おくやまゆか、おざわゆき、水都正枝、森泉岳土、安永知澄
チーフプロデューサー:祖父江里奈(テレビ東京)
プロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)、高橋優子(ザ・ワークス)
制作:ザ・ワークス
製作著作:「シジュウカラ」製作委員会

キャスト

山口紗弥加、板垣李光人、宮崎吐夢、入山法子、和田光沙、酒井若菜、池内博之