「ブランクスペース」熊倉献の短編新連載、第1話は“ハンター”一家に生まれた少年の物語

紙魚の手帖vol.11

「ブランクスペース」などで知られる熊倉献の短編新連載が、文芸誌の紙魚の手帖vol.11(東京創元社)でスタートした。第1話のタイトルは「いさなとり」だ。

主人公の少年・健太は“普通”に憧れている。なぜなら、鹿の父、山菜の母、鯨の祖父、ミイラの祖母という少々特殊な家族を持っているからだ。それは1つのものを追いかけるうちにその対象物になってしまう「ハンター」の家系ならではの現象で……。今後の連載では、1話完結の短編が紡がれる。