火葬場職員の仕事は驚きの連続!1万人の遺体を見送った下駄華緒のエッセイ作品

「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」

下駄華緒原案による蓮古田二郎の単行本「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」が、竹書房から発売された。

「最期の火を灯す者 火葬場で働く僕の日常」は、火葬場で働き1万人の遺体を見送ったという下駄の体験をマンガ化したエッセイ作品。初出勤の日に火葬中の遺体が全身から血を吹き出しながら起き上がり、ゆっくりとこちらを向くのを見て下駄はパニックを起こす。しかしこれは異常事態ではなく、水分が多い人間を焼く工程で起こる普通の現象と先輩職員から教えられる。焼き方に強いこだわりを持つ同僚や、毎日のように火葬場に現れては無関係の遺体を見て行く不審者など、個性的な登場人物に囲まれながら下駄が一人前の火葬場職員となっていく様子を描く。